ルパン三世 カリオストロの城のレビュー・感想・評価
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古典中の古典のスゴさを改めて。
4Kになった『カリオストロの城』を映画館で。(ワンカットだけ気になったが)大画面にふさわしい美しい絵で、ほぼ満点の映画を楽しむことができて、本当にありがたいというほかない。覚えてないカットがひとつもないくらい親しんだ作品だけに内容的に驚くわけではないのだが、やはり、エンタメとしての強度、動きや表情のメリハリ、あとから気づく行き届いた伏線などに感心しきりで、教科書的という以上に、世界レベルで別格の作品だなと思う。
では星5つで満点でいいのではないかとも思うのだが、4.5という採点にしてしまったのは、時代も変わり、現代の視点から観てしまっているせいかも知れない。いや、昔から薄々感じていた違和感がより前景化したのだろう。例えば若い娘に「オジサマ」と呼ばせるオッサン側の気持ちよさみたいなものを感じてしまうからだが、それも込みで宮崎駿だし、この作品なのだと受け入れてはいる。今回の修復で間違い開く20年後、30年後まで残るので、その時の評価も知りたいものです。
誰もが知っている文句なしの大傑作
カリオストロの城といえば金曜ロードショーのイメージ。
多分本作、日本国民で観たことない人は一人もいない(過言)
地元の映画館でリバイバル上映されていたので、テレビでは何度も何度も鑑賞したことがある本作を初めて映画館で鑑賞です。当然ですが、内容はほぼ知っている状態でした。
結論ですが、めちゃくちゃ面白い!!!!
初公開が1979年なので45年前。ほぼ半世紀前の作品です。しかしながら、ある種の新鮮さすら感じます。作画のクオリティ、アニメーションの迫力、声優陣の演技、100分に濃縮された綿密なストーリー。どこをとっても一級品です。本当に素晴らしかった。
宮崎駿監督の劇場アニメデビュー作ですが、やはり宮崎駿監督はアニメを愛し、アニメに愛された監督なのだと言うことが良く分かりますね。
もしこの映画をまだ観たことがない方がいらっしゃったら、今すぐにでも鑑賞してほしい名作です。
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世界を股に掛ける大泥棒のルパン三世(山田康雄)は、カジノから盗んだ大金が全て精巧に作られたゴート札という偽札だということに気付く。ルパンと相棒の次元大介(小林清志)はゴート札の秘密を探るために、ゴート札を製造していると目されるカリオストロ公国に訪れると、可憐な少女・クラリス(島本須美)が謎の男たちに追われているのを見掛け、咄嗟に彼女を助けるのだが……。
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日本で一番有名で、日本で一番鑑賞された映画は、おそらく本作なのではないかと勝手に思っています。今から45年も前に公開され、今なおリバイバル上映されたり毎年のようにテレビで放送されている映画って、多分本作くらいじゃないでしょうか。少なくとも私は思い浮かびません。
ここまで人気な理由は本作のクオリティの高さにあると思います。
ストーリーはたった100分の映画とは思えないほどの濃密なもの。映像は流石宮崎駿監督というべきか、作画が美しくて動きも滑らか。キャラクターは全員魅力的でキャラ立ちしていて、声優陣の演技もキャラクターに合っていて素晴らしい。どこをとっても、クオリティの高さは最高クラスです。
アニメ映画の中では日本映画史上に残る大傑作だと言うことは疑いようがありませんね。もしも観る映画に迷っていて、本作を鑑賞したことが無い方がいらっしゃったら、他の映画を後回しにしてでも本作をご覧になってみてください。間違いなく満足できる映画だと思います。オススメです!!
アクションシーンが見応えがある。 BGMもキャラクターも最高。世界...
アクションシーンが見応えがある。
BGMもキャラクターも最高。世界観が良い。
アニメ『ルパン三世』の中では最高傑作だと思う。
ラストの銭形警部の名ゼリフが印象的。
島本須美さんの声もジブリと言えばこの人って感じ。今も頭から離れない、あの声。
どっちにつく?おんなぁ!だろうな(苦笑)
4DX見たよね
シネマコンサート行ったよね
4Kですか?行くよね。
劇場公開は初演の時は行ってないんだよなー
カリオストロの城番宣でルパン対マモーを見たんだけど
まあ、これが赤ルパン全開でつまらん。
なのでオミットしたんだけど
テレビ放映での鑑賞は緑ルパン全開で非常に痛快。
当時は宮崎駿も全然知らずで
やはり演出がモノを言うというのは改めて実感です。
4Kも時計台をクラリスと昇っていくルパンが
小さくもしっかりと映っていて
あーこんな細かいところもしっかり作っているんだと。
何度観ても面白い永遠に語り継がれる名作ですな。
90点
TOHOシネマズ日比谷 20211006
パンフ購入
これが始まりかな?
いったいテレビでも何回放映するんだって感じですね。
なんだかんだといって
面白いんだから全然観れてしまう。
あらすじを考えていくと、はっきり言って成立してない気もするのですが
演出やキャラ立ちが良いので
短いスパンのエピソードごとに楽しめてしまう。
そこが才能なのかもしれないなあ。
制約のあるスクリーンサイズの中を奥から横からと縦横無尽で自由。スピーディーな動き。この溢れる躍動感は宮崎駿の何よりも光り輝く特性。
どれほどワクワクさせられてることか。
ところでどうもある時期から、ルパンシリーズの立ち位置が「女好きのおちゃらけさん。だが決めるときは決める」から、
→「若い女の子をあたたかく見守るおじさま」に
変わった気がするのです。
もしかしてカリオストロが発端なんだろうか。
まだ枯れないでくれよー。
不二子ちゃんに迫ってよー。
と思ったりするのでした。
ルパンのようになりたい・・・
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」といった宮崎駿監督の並み居る傑作の中でも最高傑作としてこの作品を傑出させているものは、宮崎駿監督の男らしさ、愛情、高揚感、ユーモア、センチメンタリズム、憧れ、そして何よりも優しさが全編から溢れ出ているからに他ならない‼️幾度となくテレビ放映され、VHSを買い、LD、DVD、Blu-ray、そして4K UHDと、あらゆる消費を続けてもいっこうに古くならない、飽きない、いつ観ても新鮮、大、大、大好きな映画です‼️ルパン、次元、五右衛門、不二子、銭形警部らおなじみの面々が、小国・カリオストロ公国を舞台に、王女・クラリスを助け、ニセ札製造の陰謀に立ち向かう・・・
◎カジノ襲撃から "炎のたからもの"が流れ札びらが舞うオープニング‼️
◎スティーヴン・スピルバーグから "映画史上もっとも完璧なカーチェイス" と評された冒頭のフィアットによるカーチェイス‼️
◎謎に満ちた指輪の仕掛け‼️
◎城内部への水路を使っての潜入シーン(水の流れに揺れる銭形の顔)‼️
◎底抜け床のドタバタ‼️
◎ルパンの屋根伝いの大跳躍‼️
◎幽閉されたクラリスとの再会 "どうかこの泥棒めに盗まれてやってください" ‼️
◎クラシカルなオートジャイロでの脱出‼️
◎五右衛門のセリフ "可憐だ・・・" "今宵の斬鉄剣は一味違うぞ ‼️"
◎カラクリでいっぱいのカリオストロ城、時計塔内部でのアクション‼️
◎ローマの古代遺跡などの美術‼️
◎日本アニメのみならず、世界アニメ史上最高最大のヒロインとして今も誉れ高いクラリス‼️
◎そしてそして、銭形警部の名を上げたアニメ史上最も有名なラスト‼️銭形「ルパンめ、まんまと盗みおって」、クラリス「いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくださったんです」銭形「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました・・・それはあなたの心です」このシーンはいつ何度観ても観る者の胸をキュンとさせてくれる名シーン‼️真の主役は銭形警部だ‼️いいなぁ〜‼️
【”男の美学””奴はとんでもないモノを盗んで行きました。貴女の心です。”銭形警部の名言が忘れ難き、宮崎駿監督の劇場初監督作であり、ルパン映画の金字塔作品。そして、未来少年コナンとの関係性を考える。】
ー ユーモアとアクションの連続に紙幣偽造の陰謀、カリオストロ公国のお姫様クラリスの救出など娯楽要素てんこ盛り作品。
宮崎駿監督の最高傑作との呼び名が高く、印象的な台詞の宝庫としても有名な作品である。ー
■カジノから盗んだ大金が偽札と知ったルパンたち。
偽札の謎を追ってカリオストロ公国に来た彼らは、謎の集団に追われる少女・クラリスに出会う。
集団に捕らわれた彼女がカリオストロ伯爵の許嫁だと知ったルパンは、結婚に隠された陰謀を阻止しようと動き出す。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・多くの方が書かれているので、簡単に記すが冒頭のあり得ないが面白いカーチェイスシーンの躍動感が堪らない。
・そして、ルパンたちがカリオストロ公国で何百年も行われて来た、世界各国の偽札づくりを暴く過程も面白い。
・愚かしきカリオストロ伯爵が、クラリスの銀の山羊の指輪を求める理由も、後半明らかになるが、実に面白い。
・カリオストロ伯爵とルパンが時計台の歯車の中で闘うシーンは、チャップリンの「モダン・タイムス」のオマージュであるし、カリオストロ伯爵が銀の山羊の指輪を手に入れた時にクラリスが言った言葉”光と影を結び時、高き山羊の日に向かいし眼に我を収めよ”をそのまま実行し、彼は時計台の針に挟まれ露に消えるが、水没していた湖の中から現れた古代ローマの都市。
これこそが、カリオストロ公国の秘められた宝だったと分かるシーンは実に美しい。
<そして、ルパンとクラリスの別れのシーンは何度観ても、沁みる。クラリスを抱きしめようとするルパンだが、必死に自制し”俺みたいに薄汚れちゃいけないんだよ。”と言って去るのである。で、銭形警部の名言が炸裂するのである。>
■今作を半年ぶりに鑑賞すると、今作の前年にNHKで放送された宮崎駿監督の傑作アニメ「未来少年コナン」との類似性を感じてしまうのである。
クラリスは勿論ラナだし、ルパンはコナンであり、ダイス船長は銭形警部、モンスリーは峰不二子、レプカはカリオストロ伯爵である。
更に、ラストの時計台のシーンの数々は、コナンたちがレプカが支配するインダストリアの巨大な塔での一騎打ちを容易に想起させるのである。
<遥昔、TVで鑑賞。>
<2022年9月11日 クラリスの結婚式を記念した特別上映で鑑賞。>
ー 9月13日はクラリスの結婚式が行われた日であると、映画のフライヤーに書かれている。が、不二子が渡す新聞は一瞬しか出て来ず、劇場では分からず。
”ならば、配信で確認だ!”という事で何度も静止画にしても分からず・・。ホントかなあ・・。-
<2023年5月30日 別媒体にて再鑑賞。>
車が左側を走っている。
車道が左で、車も日本車仕様になっている。
ノンストップアクションアニメで、非の打ち所無いと思う。実写でやれば結局はCGを多用する事になるので、これで良いが、採算を度外視しているので、この当時の動画作成の重労働が伺い知れる。さて、その動画をどう言った立場の人達がやっていたかと言うと、クレジットを見るとそのほとんどが女性である。つまり、人件費が安かったのだと思う。要はブラックな会社だったのだと思う。
過去のことなので、その点はこれ以上言及したくないが、その努力がこのアニメを更に良くしていると言っておきたい。宮崎駿先生の作品として、名作とされるが、純日本製アニメの最高峰と言っても過言ではないと思う。
勿論、アニメは総合芸術だ。その後のアニメは海外へ作画作業が移されるし、CGが使われる様になる。従って、純日本アニメの最高で最後のアニメなのかもしれない。
五右エ門の恥じらい
すごい久しぶりに観たら、発見があった。石川五右エ門が、クラリスに声をかけられ、頬を赤らめるシーン。やだ、かわいい~。こんなのまったく覚えてなかった。もう忘れません!
あと、ルパンが傷を回復させるために、ガツガツ食べるシーンは、なんだか未来少年コナンに見えた。人間食わねば体力付かない。気合も入らない。宮崎駿翁の哲学だね。
声優陣はやはりこの組み合わせがしっくりくる。
日テレ金曜ロードショーを視聴。
コナン走り
何度観ても楽しめる!
始まりからオープニングテーマまで、見事なテンポで一気に物語に引き込まれます!
カーチェイスとかあってもどこか遊び心があってクスッと笑える深刻になり過ぎない所が楽しい。
今の時代にはない独特なユルさがある作品。
クラリスを助ける為に、ルパンが屋根から塔へコナン走りで下って行く様は爆笑&スピード感!
クラリスが可憐で芯が強くて勇敢で、宮崎駿の作品のヒロインだなぁ、といったところ。
素敵。。。うっとり。。。
時計の中のシーンを初めて観た子供の頃は、本当にハラハラしました。
今観ても楽しめる。
伯爵がプチッとなったときは気分がスッとしました。
不朽の名作を20年ぶりくらいに改めて鑑賞。 変わらずにすばらしいと...
不朽の名作を20年ぶりくらいに改めて鑑賞。
変わらずにすばらしいと感じた。
初めて観た時、私と同い年だったクラリスが今では孫娘くらいの年齢差になった。
次元と五右衛門は変わっていないが、ルパンはいつになく真剣かつ必死、不二子はあまり色気ムンムンというキャラではなく、銭形はちょっとかっこ良過ぎる。
作品に合わせてキャラを微修正することでより深みが増したように思う。
ストーリーと構成が素晴らしい!
小1のときに従妹たちとリアルタイムで映画館で見ました。
お城にお姫様(クラリス)に泥棒がでてくる、非常におしゃれで面白い映画だな~と、子供心に衝撃を覚えました。ストーリーも面白いですが展開も飽きないし子供にも分かりやすく面白かったです。
のちに監督はジブリで有名になり、カリオストロの城の映画が良かったことにも納得!。
そして、自分が子供のころに好きだったアニメの多くに監督が関わっていたことも後から知るのでした。赤毛のアンやラスカルにハイジ、未来少年コナンも好きでした。
評価が5でない理由は、発表から年数が経っているため、今の若い人が見ると画が古く感じるかな?と考えました。当時評価したら5ですね。43年前の映画です。
胸を締め付ける面白さ
小さな頃から幾度となく鑑賞してきたものを、約2年ぶりほどに鑑賞。
年々、見方が変わってくるのを肌で感じる。
今回の鑑賞では特に指輪を見た瞬間のルパン、その後のルパンの切なげな表情が大好きだ。
筆舌に尽くし難いとはよく言ったものだが、正に言葉では表せないルパンの昔のクラリス、引いてはきっと若い頃の自身を思って懐かしむあの表情を絵で引き出すのは素晴らしいと思う。
もう1つ、少しだけ年老いた自分の琴線に触れたシーンはクラリスに抱きしめられたルパンが、彼女を抱きしめまいと自分と戦い、しかしその苦悶の表情をクラリスに見せることなく大人の素振りを見せる部分である。
冒頭に若気真っ盛りであった自分を回想したからこその、ルパンの精神的成長を感じてしまう。
もちろんこの映画におけるアクションの爽快さ、高揚感、鋭さはあまりにも素晴らしいものでこの映画の要なのだが
随所に描かれるセンチメンタルもまた、この映画の要ではないだろうか。
(大人になったからこそ、あまりに有名な例の銭形の名台詞の良さも再確認出来たと思う。笑)
ようやく映画館で観れた
今回4Kになって再上映されたので、やっと映画館で観ることができた。
名シーンが満載で、セリフも展開も全部知ってるんだけど、やっぱり映画館で観たかった。
山田康雄のルパン
小林清志の次元
やっぱりこうじゃないとね
納得の名作
思えばまともにルパンを観たことがない。
そんな折、「クラリスの結婚式を記念して」とのことで特別上映があり、本作初鑑賞。
古さを忘れるのに時間はかからなかった。
とはいえ、もはや古典とも言うべき作品。話の筋も王道ではある。
しかし、絶妙なコミカルさやアニメーションならではの動きの楽しさ、軽妙な台詞回し、リズムよく転がるストーリーなど、王道がガッツリ踏み固められているのが分かる。
ライバルとの共闘も王道だが熱い。
当時の主流なのか、本作ならではなのか、BGMが先立って展開を示唆する演出は新鮮に感じました。
子供でも分かる勧善懲悪の中に、政治的なエッセンスが忍ばされ、老若男女が楽しめるバランスも素晴らしい。
銭形警部の最後の台詞があまりにも有名だが、個人的には不二子がクラリスに「恋人だったときもあった」と語るそのニュアンスが、一筋縄ではいかない関係性を表現していて感動しました。
終盤、パトカーに『埼玉県警』と書かれたシーンがあり(他のシーン描かれてなかったよね?)、笑った。
緻密で、設定考証もしっかりしたリアリティのある作風もよいが、こういうエンタメに振り切った作品はやはり気持ちいい。
納得の名作でした!
あの空が好きだ
田舎町の中坊が自転車を転がしてなけなしの小遣いで映画館に一度ならず2回も観に行った作品。鑑賞した後の爽快感でその中坊は真剣にルパンみたいになりたいと思っていた。その後VHSへダビングしテープが擦り切れるまで見たあの頃。登場人物全員がカッコ良く描かれている。そして何よりも好きなのが、あの清々しい空の絵だ。雲が流れるあの絵がとても好きだ。
また観たくなったので数十年ぶりにみようと思う。
やはりこの作品が私的には宮崎駿のベストムービーであると言える。
どの世代の人とも楽しく見られる娯楽アニメ。
ちきりんさんが、一押し日本アニメと推していたので見た。
全く飽きのこないスピード感、スリル、爽快感も合わさったすごい作品。
もう40年も前にこうした作品があったとは。
日本アニメのレベルの高さ知る。
どの世代の人とも楽しく見られる娯楽アニメ。
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