フラワーズ・オブ・シャンハイ

劇場公開日:

解説

ホウ・シャオシエン監督が中国文学の古典『海上花』を映画化した文芸ロマン。19世紀末の上海を舞台に、清朝末期の高級遊郭で繰り広げられる男と女の愛憎劇。全編を室内カットのみに限定し、アヘンの煙が匂い立つような官能的映像世界を演出構築した。当時の家具や装飾品を買い揃えたという贅沢なセットをバックに、香港、日本、台湾の豪華スターが痛々しいまでの愛の葛藤を演じている。

1998年製作/121分/G/台湾・日本合作
原題:海上花 Flowers of Shanghai
配給:松竹富士
劇場公開日:1998年10月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第51回 カンヌ国際映画祭(1998年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ホウ・シャオシェン
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映画レビュー

2.0トニー・レオン鑑賞

2022年1月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

衣装も家具も調度品も美しい。お料理(お粥やスープ)も美味しそう。男性客はジャンケン(日本で言う箸拳ーお箸無しで参加者沢山version)してるか食べてるかお茶かお酒を飲んでるか阿片吸っているか身請の相談。迎える女性は客のために阿片詰めてるか話してるか食べてるか怒ってるか叱られてる。落語でいうと「明烏」の若旦那みたいな緊張した若い客も出てくる。

メインはトニー・レオンを巡るラブ・ストーリー。その経緯が女将や他の客の語りで間接的に伝わる構成なので平板だった。

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talisman

3.0こだわりの映像美

2019年12月1日
iPhoneアプリから投稿

東京フィルメックスで観ました。

高級遊郭の室内だけのストーリー。
途中眠くなり、上映後、どんな話なのかネットで検索、しても、、良く分からない。
原作の海上花を検索して何となく把握。

これは映像で当時の空気感を想像して楽しむ映画なのだろうな?思いました。
原作は面白そうな群像劇ですが、映画は室内の会話が主なので、物すごい集中力で想像しないとストーリーが楽しめないし、眠くなってしまいます。

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とらちゃ

3.5美麗な映像

2014年9月5日
iPhoneアプリから投稿

知的

李屏賓が撮影監督を務める映画は必ず映像が美しい。この映画では清朝末期の貴重な調度品をふんだんに集め、また、李屏賓の撮影技術とあいまって極めて美しい映画になっている。カットとカットの間は全てフェードが用いられており、仄暗い室内を独特の雰囲気で魅せている。侯孝賢の他の作品『珈琲時光』や『ホウシャオシェンのレッドバルーン』と動揺にストーリーには大きな起伏が無い。ただ見ているだけでは飽きてしまう人もいるかもしれないが、映画の楽しみ方の一つとして脚本を楽しむのではなく、映像の美しさを楽しむ、というのもアリなのではないか、と思える作品だ。

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Y.Yuki
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