ハロウィン(1978)

劇場公開日:

解説

15年前、包丁で自らの姉を殺害したマイケルが精神病院を脱走し、ハロウィンの夜に故郷に戻る。担当医ルーミスの追跡をよそに、白いマスクをつけ、包丁を手にしたマイケルは殺戮を繰り返すことに。ベビーシッターのアルバイトをしていた女子高生ローリーも命を狙われるが……。ジョン・カーペンター監督の名前を世界中に轟かせることになった大ヒット・ホラー。神出鬼没のマイケルのキャラクターは人気を博し、シリーズ化された。

1978年製作/89分/アメリカ
原題:Halloween
劇場公開日:1979年8月

スタッフ・キャスト

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

4.5奇妙な息づかい‼️

2024年3月20日
スマートフォンから投稿

怖い

単純

興奮

スラッシャー映画というジャンルにおけるビートルズのような作品だと思います‼️「13日の金曜日」のジェイソンや「エルム街の悪夢」のフレディの大先輩、マイケル・マイヤーズ‼️あの忘れられないテーマ曲がかき鳴らされる中、マスクをつけ、巨大ナイフを手にしたマイケル・マイヤーズがジェイミー・リー・カーティスを追いかける‼️ただそれだけの展開なのに観る者はジョン・カーペンター監督のスリリングなショック演出に陶酔させられる‼️このジャンルにおける数少ない快作の一本ですね‼️ぜひ「フレディVSジェイソンVSマイケル・マイヤーズ」が観たかった‼️

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活動写真愛好家

5.0様式美!

2024年2月20日
iPhoneアプリから投稿

派手なシーンも無くエグい描写も無いのにマイケルの雰囲気とカーペンターの曲とあの田舎のアメリカの街並みが良くて魅入ってしまいますね!

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お主ナトゥはご存じか2世

3.5ここに無敵のブギーマン誕生!

2024年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

70年代に低予算で作られた映画ですが大ヒットとなり、ジョン・カーペンター監督の才能を世に示した作品ともいえるでしょう。しかも、脚本、音楽までも作っているというびっくり監督です。

音楽に関しては、これまた名曲。名作ホラー映画には名曲ありとよく言ったもので、一度耳にしたら絶対忘れられず聴いたものを不安に掻き立てられるような音楽は、映画ハロウィンの代名詞にもなりました。

冒頭ではいきなりの殺害シーン。これが一番ショッキングなのかもしれません。マスクからの視点で覗いた映像では淡々と殺害していく。いったい犯人は誰なんだ!?っと思ったら小さな子供なんです…。まさか、幼い子供がこんなにも残酷な殺し方するとは思わずギャップに衝撃を受けます。

その後の話は、なかなか展開が進まないので少し退屈な感覚になります。殺害シーンも、血吹雪やグロ場面など全く無いので、現代のホラー映画の感覚で観てしまうと少しつまらなく感じてしまうかもです。

ただですよ!先述したとおり、まだジェーソンなんかも登場していない時代に、残酷描写が全くなく、たたずむだけで不気味な存在の怪力殺人鬼に世界は恐怖したんです。それだけでも、やはり名作と言えるでしょう。

では、本作で残酷描写もなく恐怖してしまう理由はなぜなんでしょう?まずはブギーマンことマイケル・マイヤーズの殺人の動機の不明さ。よくあるのは幼少時代に虐待されてその反動とかですがそういうことは全くなし。劇中では「生まれながらの邪悪」とまで言われています。どんなに刺しても拳銃で撃っても死なない不死身な人間離れした部分も恐怖を感じさせられるのです。

さらにこの映画を後世に語られる伝説的にした要素は2つ。1つ目は不気味なマスクです。単に遠くでたたずんでいる姿が出てきますが、立っているだけなのにその冷酷なマスク姿が強烈なインパクトを残します。もう一つの要素はやはり音楽です。名曲が要所要所に挿入される、視覚だけではなく聴覚でも不気味さが体験されるため、観客はスリリングな体験を味わうのです。

そういった理由もあってでしょうか、本作は「文化的、歴史的、美学的に重要」としてアメリカ議会図書館の国立フィルム登録簿に登録までされている映画でもあり、世のスプラッターホラーの先駆けともいえる作品でしょう。

シリーズとしては8作も作られ、さらにはリメイクも多く行われ、最も稼いだインディペンデント映画ともいわれており、後世の他の映画にも影響を与えたとなった映画です。

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だいふく

5.0100%スリラー

2023年10月4日
PCから投稿

サスペンス、スリラー、ショッカーの類は普通のドラマシーンもある程度は含まれますが、こちらは90分間ほぼすべてサスペンスかスリラーかショッカーです。

凶行場面は数えるほどなのに、そこに至る経緯を全編スリラーで通すのは並みの演出技術ではないでしょう。

換言すれば、ヒッチの映画術のエッセンスの部分だけを抽出して再構成したような作品です。

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越後屋
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