寝ずの番

劇場公開日:

解説

上方落語界の重鎮・笑満亭橋鶴が今まさに臨終しようというとき、最後に謎のお願いの言葉をつぶやいた。それを聞いた弟子たちは、師匠の願いを叶えんと慌てふためくのだが……。果たして師匠の願いとは? ベテラン俳優の津川雅彦が、日本映画界の創始者である祖父・牧野省三と、早撮りの名手としてならした伯父・マキノ雅弘の名跡マキノ性を継いだ初監督作で、故中嶋らもの同名短編小説を映画化した人情喜劇。

2006年製作/110分/R15+/日本
配給:角川ヘラルド・ピクチャーズ
劇場公開日:2006年4月8日

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映画レビュー

5.0隠れた名作

2024年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

原作があまりに面白かったので見てみれば映画も十二分に面白かった。
関東の俳優さんの無理な大阪弁には違和感感じるも、それを補って余るほどの演技力。
メインを引っ張る俳優陣はいずれも名優ぞろいで原作のイメージを損なわず楽しめました。
中井貴一さんの役どころも狂言回しとしてバランスよく、各エピソードのメイン長門裕之、富司純子は往年の名優の貫禄を見せつけてくれます。
ストーリーは物語がきちんと筋道立てた吉本新喜劇と言うか、ギャグ多めで店舗のいい松竹新喜劇と言うか、さすが中島らも原作で細かい事実に即したエピソードを知らなくても十分に笑える名作です。
公開当時どの程度評価されたか分かりませんが、現在の世間の評価よりもっと評価されるべき作品だと思います。

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なりなりなりたさん

3.0R35じゃない?

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

原作は読んだ事ない。
中島らもというから、それこそ「あほやなあ」ってワールド満開。

上方の風俗には詳しくないのだが江戸時代、江戸でも通夜となれば関係者が集まって、愛のある悪口大会でおおいに盛りあがったそうな。

どうせなら自分も送られるときはこんな感じでありたいと思います。
たぶん映画よりは大分下ネタ無いと思うけどね。

冒頭から最後まで、これでもかという下ネタオンパレード!エロっちゅうより、す・け・べ・え、です。艶笑というのですか?この世界。

若者はおそらく入り口にも立てない映画だと思うのでR35指定が正しい!たぶん!若いOLさんが眉をひそめるような下ネタオヤジギャグな匂いがプンプンしております。

しかし普通に集まって聞く面白い話と、映画で面白いっていうのはなかなか…難しい関係ですね。
構成の工夫がほしかったなあ。

この映画で初めて中井貴一の都都逸聴きました。
いい声で驚いたなあ!惚れ惚れしました。

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こまめぞう

3.0楽しい映画。

2022年6月12日
PCから投稿

芝居が上手い人たちが、きちんと楽しんで遊んだ映画かな。
噺家であることもそうだけど、関西弁も普通になじんでてすごい。

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khapphom

4.5泣いて偲んで笑って

2021年6月21日
Androidアプリから投稿

なんか羨ましくなる。
死後にこんだけ思い出話に花が咲いて、笑って泣いて送ってもらえる。

幸せな最期だな。

内容はどぎつい下ネタばっかだから苦手な人は注意。

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カミムラ
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