劇場公開日 2008年11月22日

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1408号室のレビュー・感想・評価

全41件中、21~40件目を表示

3.5抜け出せないのは部屋か過去か

2012年11月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

悲しい

怖い

興奮

勝手にキング原作映画特集その9。
今回は『1408号室』!

主人公マイクは心霊スポット取材本で生計を立てているライター。
幽霊など本当は存在しないとタカを括る彼の元にある日、
NYの老舗ホテル・ドルフィンホテルのポストカードが届く。
カードには一言、「1408号室に入るな」という殴り書きのみ。
興味を引かれたポールは“取材”の為、ドルフィンホテルの
1408号室にチェックインするが……

キング原作+ホテルとくれば、
やはりホラー映画ファンが期待するのは
あの金字塔的傑作『シャイニング』だろうが、
本作はそちらとはずいぶん恐怖の毛色が違う。
『シャイニング』の恐怖はじわじわ
身内に染み入るような性質のものだが、
『1408号室』はジェットコースターに近い感覚。
怪現象は派手で映像のテンションも高く、種類も豊富だ。

『パラノーマル・アクティビティ』みたいなビックリ箱的
演出が少ないのも、この手の映画としてはちょっと珍しい。
単なるコケオドシに頼らず、“何かがいつの間にか恐ろしく
歪んでいる”という不安を掻き立てるような演出や
(トイレットペーパーのアレなんて地味だが怖い)、
主人公の過去を抉る“悪意”を感じさせる点が実に不気味だ。

ひとつひとつの恐怖演出が丁寧に描かれる訳では無いので、
全体的な恐怖度は薄めかな。代わりに「次はどんな
アイデアが飛び出すか?」というワクワク感がある。
ただ、そのスピーディな展開が終盤で失速してしまう
点は惜しい。マイクの亡き娘をめぐるドラマにも、
あと一歩踏み込んだ決着が観たかった。

さてこの映画の原作、元々はかなり短めの短編である。
原作を忠実に映像化したら『世にも奇妙な物語』の
一編くらいの尺にしかならないだろうなので、
この映画化に当たっては話を盛りに盛っている。
1408号室内で起こる怪現象は殆どが映画独自のものだし、
『娘を亡くした』という主人公の設定も原作には無い。
その分、原作既読の方でも楽しめるのは良い所かも。

主演ジョン・キューザックの神経衰弱っぷりはなかなかだし、
元は“付け足し”だったドラマパートが多少なりとも説得力を
持つのは、彼のどことなく虚ろな表情があってこそだと思う。
出番も役割も少ないが、存在感抜群の
サミュエル・L・ジャクソンも良いね。
ミステリアスでエレガントな雰囲気が良い。

という訳で、観て損ナシの良作です。
原作ファンもそうでない方もご鑑賞あれ!

<了> ※2012.11初投稿

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浮遊きびなご

3.0キューザックの劇団ひとり

2011年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

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SAOSHIーTONY

3.0アトラクション的作品

2010年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

なぜこのようなルームが存在することになったのか、またどうやって鎮めるのかまったく解き明かされない。ただ、そういう不可思議な現象を引き起こす部屋があるというだけ。観る者は主人公と同じく、脱出不可能な部屋に閉じ込められ、同じ体験を味わう趣向だ。
わたくし、ホラーが大嫌いなのだが、この作品は気色悪さがない。何もかもが不条理な仕打ちに見えるが、主人公が内に秘める後ろめたさのような部分が怪奇現象を呼び起こす。物語の主軸はそこにある。
オカルト作家のマイク役ジョン・キューザックはごく普通の人物で好感が持てる。だが、ホテルの支配人役サミュエル・L・ジャクソンの方は、彼でなければならないという理由は見当たらない。
リメイク版「ポセイドン・アドベンチャー」(2005)のように、ある事件をリアルタイムで実体験できる、そんなアトラクション的作品だ。

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マスター@だんだん

2.5ほらー??

2010年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

CM観て、
いつか観ようと思ってた。。

内容はホラーには程遠いけど

お化け屋敷にいる感じで

集中して観るには

ちょうど良いと思うよ(・ω・)!!

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あんでぃjjjjj

2.5退屈はしないが

2009年5月13日
鑑賞方法:DVD/BD

あまり観る気がなかった作品だが、スティーブンキング原作というとこと、某映画評論家が誉めていたので観てみることにした。
前半20分位までは、サミュエルLジャクソンとの会話終了までは面白い展開で、これから先の展開に期待したがそれからがイマイチだった。ラストに何があるのかとそこに期待かけたのだが・・・うーん、な感想。いわゆる心霊ものだがあまり怖くない。勿論、こんな現象が実際なら最悪だが、画面上での作品としての怖さはあまりない、人それぞれだが。
あまり期待しないで観ると退屈しないし、暇つぶしにはなると思うが。いくつか疑問点あったが忘れたので止めます(笑)そんな作品です。でも原作は怖くて面白いんだろうなぁ~

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ましゃ

3.5キングの真髄はこれっ!、でしょ

2009年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

レンタル・ビデオ店をのぞいて借りたい映画がなかったとき、以前の私はスティーヴン・キング原作のホラー映画をよく借りていた。それは、キング原作のB級作品にハズレがないと思っていたからである。実際、「クジョー」や「クリープショー」など、多少の気持ち悪さは残るものの、たっぷりと怖がらせてもらい、面白く見れる作品によく出会ってきた。そして、今回の「1408号室」も、客席の上で飛び上がりそうになるくらい、私は怖がらせてもらった。

心霊現象が起きるホテルやコテージを探訪して記事を書くオカルト作家が、ニューヨークの高級ホテルに伝わる「開かずの間」の1408号室で体験する恐ろしい一夜、というだけの実に単純な内容のこの作品は、主人公の作家を呼び寄せた者がわからない、1408号室で恐ろしいことが起こるようになった理由やきっかけが不明、など肝心なことが何一つ説明されていない欠点を気にしないで見れば、ディズニーランドのホーンテッドマンションの百倍くらいの怖さが体験できる、実に面白いホラー映画と評価していいと思う。それは、実はほとんど幽霊など信じていない主人公の感性に観客が近づけば近づくほど、描かれる恐怖が、見る者にリアルに伝わってくるからだ。「ショーシャンク」や「グリーンマイル」のような作品よりも、スティーヴン・キング本来の魅力は「1408号室」のような単純に怖さを感じさせてくれる作品にあると思うのは、私だけだろうか。
 ところで、私は以前からオカルトを得意とする作家は、「怖がり」なのかどうか疑問だったのだが、この作品の主人公のように、ほとんどのオカルト作家はあまり幽霊の存在を信じず、「怖がり」でもないようだ。しかしスティーヴン・キングはこの作品の中で、オカルト作家は「怖がり」であるべき、と提唱している。そう、主人公が「怖がり」ならば、1408号室に入らずに済んだのだから…。

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こもねこ

4.0現実主義者VS邪悪な部屋

2009年2月16日

怖い

興奮

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だいすけ

3.0微妙・・・

2008年12月14日

怖い

難しい

前半が面白い感じで怖かったのに、後半の纏めが今ひとつ
よろしくない。

最後の方、支配人の態度とつぶやいた言葉の意味に、家に帰ってからも悩みました。

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くろすけ

3.0解き明かされない脚本の謎。

2008年12月7日

悲しい

怖い

単純

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ハチコ

3.5心を壊す部屋。

2008年12月4日

怖い

興奮

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karin061

4.5好きです、こういう映画

2008年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

監督や脚本家と知恵比べをしているようで、すごく楽しめた。
主人公のオカルト作家が支配人の忠告を振り切って1408号室に宿泊。そこでいろいろな現象にあいギブアップしようとするが、それもできない。これは現実ではない幻想だ、といいきかせながら、さまざまな現象を切り抜けていく。
この場面が幻想だとするなら、どう始末をつけるか、ああかな、こうかな、と考えながらみていたが、それでも意外なストーリーだった。展開もスピーディだったし、十分楽しめた。
残念だったのは、ホテルが閉館しただけというのは、ちょっと納得いかぬ、というか物足りない気がする。

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chocolate

3.5怖いといえば怖い

2008年12月1日

怖い

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kazmat

3.5ジョン・キューザックでなんとかなったよ~な映画^^;

2008年11月30日

怖い

興奮

思いの他、結構怖かったっす^^;
何が一番怖かったって???
それは、とにかくあの1408号室から出られないこと。
それに、そこから出たいのに出られないってゆ~の、
私、よく同じような夢を見てうなされますけど
これって精神的に参っちゃいますねぇ~(;一_一)
かなりストレスたまっちゃいます!!!

ただ、ラストに向かっていくにつれて、私はあんまり納得いかないんだなぁ~^^;
その分、評価が下がってます(;一_一)
でもジョン・キューザックの1人芝居が面白く上手い♪
彼だったから、この映画がここまでに仕上がったのかも^^
それと、せっかくサミュエル・L・ジャクソンが出演してるんだから、彼ともうちょっと絡みがあってもいいかなぁ~・・・っと、そこがちょっと残念でしたね^^;

            11月26日MOVIX伊勢崎にて観賞

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ゆりこ

3.0うーん・・・

2008年11月28日

怖い

難しい

すごくよくできている話だと思う!・・・けど、ちょっと難しい。。。
なんというか、最後がうやむやになってしまう感じだったから、原作を読んでみたいと思う。

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takazu

3.5ジョンキューザックがんばってます

2008年11月27日

泣ける

悲しい

怖い

彼が壊れていく姿は必見です。サミュエルエルジャクソンの演技も楽しみにした他のですが、ほとんどキューザックの一人芝居です。

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rinitou

4.0疲れた・・・・。

2008年11月26日

怖い

興奮

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おときん

3.5恐怖のお仕置き部屋

2008年11月25日

泣ける

怖い

宿泊客に襲いかかる「1408号室」の精神攻撃!

ビクッと震える場面が多数!

めっちゃ怖い。

幽霊を信じないマイク・エンズリンが,
やがて信じるに至る終盤が劇的。

密室お化け屋敷ホラーとしてはもちろん,
彼の成長劇としても見応え。

ラスト,娘からのギフトに涙。

 幽霊ものが得意な邦画でリメイク希望!!

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AKIRA

2.5その部屋の正体は危険な味でした

2008年11月15日

怖い

興奮

劇場宣伝では、突然クライマックス、
1408号室での戦いのオンパレードで、
何故、そんなことになったのか
この辺のところがわからなかったので、
ただひたすらに怖い映画、
そんな先入観からこの映画を見てしまいましたが、
ちゃんと観てみると、
ジョン・キューザック演じる主人公、マックスは
いわく付の部屋を調べ、
そのネタを仕入れながらオカルト小説を書いている
作家だという事が解りました。
妙に納得です。
このマックス、売れない作家で、
書店での講演会をしても、熱烈なオカルトファン以外は
人もまばら、凄いリアリティを感じちゃいました。

そんな彼にドルフィンホテルから挑戦状が届きます。
1408号室に泊まった人間は全て死んだ、
一時間と持たない、と。
マックスは勇んでその部屋へ乗り込むのですが。

確かに、不思議な現象がおき始めます。
タネは、直ぐに明らかにされるので、
怖さは半減しているはずなのですが、
それでも、
そこは製作者側も力を入れて作っているので
そこそこ、怖いのです。
でも、ステーブン・キングの作品はそれだけじゃありません。
いつも、怖さというコーデングをした人間物語を描いています。

その人間物語の味付けの評価は
人それぞれでしょうが、
今回は私のテイストに合いませんでした。
残念!

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カサキショー

3.5人の悲しみを突く悪意こそが最も怖いのかもしれません

2008年11月13日

泣ける

怖い

12日科学技術館にて試写会。Jキューザックの作品は『アイデンティティー』以来です。(あの作品もサスペンス作品としては秀作、いい映画でした。)本作もなかなかよく出来ています。Sキングの映画の中で興行収入NO.1という触れ込みですが、その宣伝文句に期待しすぎなければ、それなりにホラー映画として楽しめるのではないでしょうか?
ところで、Sキングの映画は何故か、子供の死にまつわる作品が多い気がします。『ペットセメタリー』『スタンドバイミー』『グリーンマイル』も然りです。人の最大の悲しみ・弱みであり、それを容易に受け入れられないものはやはり「子供の死」であり、そこを突かれた人間はダークサイドに陥る・・・それこそが正に恐怖なんだな、とあらためて実感した次第です。

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モウリ

3.0十二分に楽しめるイベントムービー

2008年11月12日

怖い

興奮

オフィシャルサイトには、「『シャイニング』が霞んでみえるほどの一大傑作だ!」なんて記述があるけども、さすがにそれは誇大広告の域を出ない。「シャイニング」を筆頭に、良く出来たホラーは心理的にも追い詰められる恐怖を描いてこそ、ホラーたり得ると思うからだ。そういった意味では、本作は、ひたすら音で観客をビビらせた「リング」に近い気がする。

ただしかし、本作は、劇場にいる間は十二分に楽しめるイベントムービーにしっかりと仕上がっている。特撮を効果的に使った数々の心霊現象の描写は見応えがあるし、畳み掛けるように次々と災難に見舞われる主人公を見守っているだけで、観客はハラハラドキドキできるだろう。

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ダース平太