BUG バグ

劇場公開日:

BUG バグ

解説

息子を亡くし心に深い傷を負ったアグネスは、仮釈放中の元夫ジェリーによる暴力から逃れるためモーテル暮らしをしていた。そんなある日、彼女は友人からピーターという男を紹介される。お互い辛い過去を持つアグネスとピーターは次第に心を通わせていくが、やがて部屋の中に存在する“バグ(虫)”に悩まされるようになり……。「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」の名匠ウィリアム・フリードキン監督が放つ衝撃スリラー。

2007年製作/102分/R15+/アメリカ
原題:Bug
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2008年7月5日

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映画レビュー

3.0必見。映画のサイズと主演女優の激演。

2024年3月22日
iPhoneアプリから投稿

DVD初見。
こういう一級の珍品を見逃している。
癖の強い劇薬のよう。
主演美人女優のブチ切れ演り過ぎを買う。
例えば大竹しのぶと香川照之で見たいかな。
小品の枠を出ない映画のサイズが良い。
追悼、フリードキン。
必見、と言おう。

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きねまっきい

3.0虫、虫、虫・・・

2021年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

 皮膚に埋め込まれた虫の卵のうから虫が這い出し、やがて全身にかゆみを感じてくる。うじゃうじゃいる虫のイメージ映像がほんの少しで、ほとんどがモーテルの部屋での撮影。元は舞台劇らしいので、役者の演技が見ものという作品。

 仮出所した元夫の暴力から逃れるように、ガールフレンドから紹介された男を部屋に泊めたアグネス。孤独を埋めるために一瞬の恋に落ちるが、そのセックスシーンがまたいやらしい。キスすると二人の口を繋ぐ糸のような唾液・・・これが体内にいる虫が移っていく様子を表していたのだと思うと、見事なワンカット。

 元夫もガールフレンドのRCも呆れるくらいに妄想型統合失調症に罹ったアグネスとピーター。軍が人体実験のために新種の虫を植え付けたのだと信じ込み、自分で歯を抜くシーンにも驚いた。痛さと痒さが伝わってくる!

 統合失調症も伝染する。狂気はうつるんです!皮膚には各所に赤い斑点、もがき苦しむ二人をよそに、恋人も医師もまったく信じてないところもおかしい。ただ、精神疾患の二人をなだめるシークエンスは強制力から懐柔策へと変わるのですが、そこの会話がイマイチ。無理やりでいいじゃん・・・などと思ってしまった。

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kossy

2.5膨らむ妄想から溢れる愛情

2020年9月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

難しい

序盤での話の筋が登場人物を含め軸となる物語に然程、関係が無くなってくる男と女の二人だけの世界が繰り広げられる常軌を逸した展開に困り果てる!?

ブッ飛びマクった「キラー・スナイパー」のコンビが最初に組んだ本作は、マシュー・マコノヒーのキャラも霞むくらいの変態的でイカれた男女の宗教的洗脳?非現実的!妄想爆走!?炎上終止符!!!

アシュレイ・ジャッドとマイケル・シャノンのキャラが変わり過ぎな中盤以降、外に出たら「ジェイコブス・ラダー」みたいになりそう?

色々と残る謎はありながら、真実の愛を見つけ出した男女のイカれたラブストーリーに理解不能??

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万年 東一

3.5一匹もでてこない虫の映画

2020年7月11日
PCから投稿

ウィリアムフリードキン監督は偉大だった。
いまでもあの印象的な街灯に照らされる神父の黒影のポスターをみるとまた見ようかなという気になる。
ほとんど50年経たいまでさえエクソシストネタはホラー映画の主潮流である。

偉大な映画監督は興味の矛先が常人のなんばいも早い。を感じる。
ラング監督のメトロポリスにしてもキューブリック監督の旅にしても黒澤監督の生きものの記録にしても、ぜんぜん早い。

ただフレンチコネクションとエクソシスト以外のフリードキン監督作評は、それほどかんばしくない。
個人的にもそれいがいを見てなかったり、憶えていない。

これもはじめて見た。
みはじめてスキャナーダークリー(2006)を思い浮かべた。
みょうなことだが、同年の映画だった。

かなりすさまじい映画で、びっくりした。
陰謀論に染まっているひとを描いている。
今でこそ、あるネタだが、先取り感はある。

こわもてマイケルシャノンはいまやもてスターになったけれど、狂気の行方とかテイクシェルターとかこれとか、強迫観念のひとで売ってきたんだなあ、を感じた。人格異常を演じさせると、しっかりうまい。

監督の年譜をながめたらKiller Joe(2011)から撮っていない。Killer Joeは、えげつないがけっこう笑えた。フリードキン監督の恐怖の報酬みたいなやつがまたみたいなあと思う。あれはクルーゾーとモンタンの元ネタより印象に残っている。

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津次郎
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