プロデューサーズ(2005)

劇場公開日:

解説

メル・ブルックス監督の68年の同名コメディ映画が、01年にブロードウェイのミュージカルになって史上最多のトニー賞12部門を受賞。この大ヒット・ミュージカルを映画化したのが本作。監督はブロードウェイの舞台版の演出&振付を担当したスーザン・ストローマン。ショーがコケればコケるほどプロデューサーは儲かるというカラクリを発見したプロデューサーと会計士が、史上最低のミュージカルを上演しようとするのだが……。

2005年製作/134分/アメリカ
原題:The Producers
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2006年4月8日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第63回 ゴールデングローブ賞(2006年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ネイサン・レイン
最優秀助演男優賞 ウィル・フェレル
最優秀主題歌賞
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映画レビュー

4.5俺たちのショー、お願いだからコケてくれ!

2024年1月31日
PCから投稿

【俺たちのショー、お願いだからコケてくれ!】
東京ディズニーリゾートも、来場者数の増加に反して毎年赤字計上とのこと(入園料だけだと)。ブロードウェイも同じ事情なのだろう。
嵩む会場費に宣伝費、ぐんぐん吊り上がる出演者のギャラ、優秀なスタッフを囲う為の特別手当。
ロングランが決定したら最悪だ。ショーのヒットに伴い経費が膨れ上がり、プロデューサは資金集めに繁走するハメになる。
常連スポンサーをつなぎ留めつつ新規窓口開拓、それでも、せっかく集めた金はあっという間に底をついてしまう。

ただし、一日で打切りになった場合、残った金はすべてプロデューサの財布に残る。。。おっと?

その粉飾決算トリックに気付いたオチメなプロデューサと、弱虫会計士がタッグを組み、
"最低な脚本家"、"最低な演出家"、"最低な俳優"を起用して、
"最低なショー"を上演し、起死回生の一儲けを企むおはなし。

【OUT×DELUXE Entertainment】
次々に登場する、どうかしてるアウトな登場人物たち。彼らに翻弄されながらも計画の成功を確信してゆく主役の小悪党2名に、自然に肩入れしていく不思議。
私が好きなのは演出家コンビと、どーしょーもないスポンサーのホールドミー・タッチミー(役名w)。ウィル=フェレルの大健闘も好印象。バケモノじみた共演者たちに埋もれることなく、しっかり爪跡を残していて頼もしい。
ひどく悪趣味な内容を、ゴージャスな歌とゴージャスな美術、そしてゴージャスな名優たちのノリノリな演技で、楽しく見せる良作。
メイキングもNG集も観たけど撮影現場のみなさん楽しみ過ぎ!その過剰なハイテンションが本編にもダダ洩れ。
テーマはブラックだが、そのあまりに愉快な軽妙さゆえ、広く楽しめるエンターテインメントになっている。
M.ブロデリックの俳優的魅力がいまひとつ分からない私でも(謝)本作に関しては彼の大根演技が効果的、かな、と感じた。

満を持して上演される渾身の駄作『春の日のヒットラー』
日本人の私たちにもこれ絶対ダメでしょとわかる不謹慎要素満載で、げらげら笑える。おまけに映画的盛り上がりも最高潮な演出で、悔しくも感動すら催す名シーン。

・・・その後のアウトロが冗長であまり面白くないので、マイナス0.5。
とはいえ、退屈な日常を忘れてデタラメな興行世界に飛び込める痛快さは他に代えがたく、DVDを買ってしまったくらい大好き。
原案となったA.ハーシュフェルドの暴露本は読了断念(アイロニーが過ぎて言おうとしていることがわかんない)。オリジナル映画は未見。
それでも滅法面白かった。

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雨丘もびり

3.5鑑賞の際は、飲み物の準備を忘れずに!

2020年12月25日
PCから投稿

登場人物がそれぞれ濃すぎて、喉が渇くわ、胸焼けするわ、なので。

いやぁ、笑える。

そして、笑わせてくれてる役者たちのテクニックのすごさ!!
感動的に絶妙な間!!

最後まで飽きさせない、その仕掛けも褒めたい。

あ~、スッキリした。
笑うっていいね。

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UNEmi

1.0タイトルなし

2020年10月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ミュージカル多し。やっぱり苦手と感じてしまった。長くて途中眠い。展開は何となく当たってたけど。

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KEI

4.0エンドロールが終わるまでじっくり楽しめます。最後に脚本のメル・ブルックスまでちゃっかり登場♪

2020年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ウィル・フェレルも『奥さまは魔女』では酷評されましたが、この映画ではすっかりハマリ役。ユマ・サーマンだってわけのわからないセクシー女優兼秘書を演じていましたが、オリジナルの女優さんだってかなり風変わりな雰囲気だったし、よかったと思います。ほとんどがオリジナルをリスペクトした忠実なリメイクでしたけど、メル・ブルックス本人が書き下ろした曲が中心のミュージカルとなったおかげで違った良さがありました。

 ずっとわからないことなのですが、「最低の脚本を選ぼう」ということになり「ヒットラーの春」という脚本に目をつけたまではいいけど、前作で酷評されたプロデューサーだし、タイトルがタイトルだし、明らかに駄作と予想できる演劇を観にくる客がいるのかと心配してしまいます。ブロードウェイについては無知なためかもしれませんが、初日はレビューのための批評家が多いということなのでしょうかね~。

 平凡な評価しか用意しなかったのですが、エンディングの歌で大爆笑してしまいまして、ポイントアップしました。

【2006年4月映画館にて】

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kossy
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