素晴らしき哉、人生!のレビュー・感想・評価
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古き良き時代の典型的なアメリカ映画の代表作の一つ
人生を肯定的に考える、いい台詞の沢山詰まった素晴らしい映画でした。主人公が自殺未遂するほどまでに追いつめられる展開のストーリーですが、古き良き時代のアメリカ映画の典型的な軽さとコミカルの中にキリスト教的友愛精神を自然体でアピールするような映画でした。主人公(ジェームス・スチュアート)のどん欲な敵役に脚本で天罰が与えられるようだったら、本映画の評価は5点満点にしたと思います。
素晴らしい人生とは?
名作と名高いこの作品を、初めて鑑賞。
映像はとても古いけど、この映画が伝えたいメッセージは色あせることはないのだろう。
観終わったとき、とても清々しい気持ちになった。
時にはつまらなく、悲観的に思うこともある自分の人生、、、
しかし本作の主人公のように思いやりを忘れずにいれば、
実は周りに与えている良い影響は少なくない。
そんな人生はとても素晴らしい。
人生は、どれだけ人に与えることができたか、
自分を想い慕ってくれる人が周りにどれだけいるか、そんな当たり前だけれど大切なことで、素晴らしいかどうかが決まるのかな。
最後の大団円。
自分の人生も最後はあんな風に終えれたらな、と強く思った。
心温まる作品だった
クリスマスにみたい映画と紹介されていて、みた。男として夢を追い、思い通りに行かないことや、いろんな試練が訪れるが、周りの温かい支えで乗り越えていく。お金がなければ生きてはいけないが、愛があってこそのお金の価値は生まれるのだと思う。
いつも手元に置いておきたい作品!
何から書けば良いのでしょう。
本当に心温まる作品でした。「生きるってこんなに素晴らしいことなのか!」
今、この瞬間にも僕の中の何か(たぶん人生)が変わっている気がします。
映画って本当にスゴイです!人生を変えてしまうほどの力をもっています。名作は色褪せません。
この映画に出会えて良かった。ずっと手元に置いておきたい1本です。
ザッツ家族愛
アメリカの方々がクリスマスには決まって観るというこの作品ですが、とても幸せな気持ちにさせてくれました。脚本が素晴らしいっていうのかな、こういうのは。演出は、まぁね、っていう感じでしたかね?
家族や友達に囲まれている幸せをこんなにも素朴に描き、それを大事にし続けているところが、なんだかアメリカの強さを表しているような気がしますね。ただ、こういうストーリーを維持できなくなっているっていうところもまた、今の映画を考える上では、やっぱり重要なんですかね?
って色々と考えたくもなりますが、でもまぁ、家族で一緒にこれを観るという時間は、やっぱり素敵な時間だなと思いました。
人生は素晴らしい。
この映画は、人生のすばらしさや、人の心のあたたかさを感じさせてくれる素晴らしい作品です。これは、クリスマスにぴったりの作品だと私は、思います。この作品は、どんな人でも心が、温まる作品です。こんな人に勧めたくなるような作品をみたのは、始めてでした。
心がポカポカする…。
白黒に字幕このタッグは眠たくなるパターン?!と思っていたのですが…とても素敵な作品でした。
最大の単純の中に最大の芸術あり。
前半は少し退屈な感じはあったものの…
ラストは人の温もり…絆…ってのを見たような。
良い行いをしていれば報われるのかな〜なんて教えを受けた感じ(笑)
ベルの音は天使が翼を授かった証ってシーン?話?は神秘的で…更に…また感動。
本当に残念な所が1つ、お金とったジィチャンに何も天罰が…裁きがなかった事…。くぅ…無念!!
ディケンズの「クリスマス・キャロル」を逆にしたような話
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:55点|音楽:60点 )
この作品を観て、チャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」を思い出した。その中では強欲な爺さんが亡霊に会って自分の人生を振り返り、幸せの意味を考える。だけどこの映画では、善良な男が天使に会って自分の不幸な人生を振り返り、実は幸せがあったことを見つけ出す。そんな文学的な物語性を感じた。
反対に劇中に登場する強欲爺さんのポッターには何も訪れることはなく強欲のままだ。だがもしジョージが生まれていなければ町はポッターに支配されていた。ジョージがやはり生まれたことになって帰ってきたからといって、ポッターはそのままで、問題が解決してめでたしめでたしというわけではない。だがやはりジョージが帰ってきたことで、これからも彼は大成功はしなくても幸せが傍らにあり、町の人々の支持を得ながらみんなのため町のために貢献していってくれるのだろうという希望も見えた。
名作と呼ばれるのにはそれなりの理由があるものです
1946年アメリカ映画。130分。アメリカ映画の父、フランク・キャプラ監督の代表作中の代表作でございます。全米映画協会(AFI)によると、本作は数あるアメリカ映画の中で20位(ちなみに「スミス都へ行く」は26位)となっております。
内容は、夢を追おうとするごとに不慮の人生の出来事が起こり諦め続けてきた男の物語。彼は他界した父の後を継いで不動産会社の社長になるが、たえず強欲な町の権力者にいじめつづけられる。そんな彼は中年になったときにいよいよ絶望の淵に立たされクリスマスに自殺しようとするが、そこに天使が現れる。こんな按配でございます。
映画が始まってすぐに宇宙での天使たちの会話シーンがあるところなんかは、当時の映画からすればきっと荒唐無稽きわまりない描写だったと思います。そうやってあり得ない話を展開させていくのですが、それでも観ている者にとっては結構切実にうつる「ありえない話」なものになっているのです。
本作を観ると、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズをはじめとする多くのアメリカ映画が、この作品の影響をすごく受けているのが分かります。ジェームス・スチュワートのどじな演技はかなりの必見。
1946年製作という時代背景を考えても、本作はなんとも粋なメッセージ性を持った作品だったと想像します。語り継がれる作品というのは、それでいて時代の枠を超える力がある。そんなお手本(というのはおこがましいが)のような作品だと思いました。
クリスマスにぴったりの作品です。
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