劇場公開日 2020年10月30日

少女ムシェットのレビュー・感想・評価

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5.0個人的にツボだったりする

2021年5月8日
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悲しい

難しい

数年前、衛星放送で観ました。去年、リマスター版?をリバイバル上映していたことを、最近になって知りました。…誰か教えてよ‼(※号泣)(※他力本願)

白黒映画で、暗くて悲惨で救いがなくて、しかし語り口が非常に淡々としている。なんとも私好み。

主人公が特別すごく可愛い訳でもなく、なおかつ(いじめてくる人に対して)物を投げつけて抵抗するシーンもあるので、「苦難に耐えるいたいけな美少女」(代表例:「おしん」)が好きな日本人の琴線には、あまり響かないフシもあるかもしれない。でも一部にはやっぱり好きな人達もいてくれて、嬉しい(笑)

わかりやすい解答を用意しておらず、不条理なものを不条理なまま描く。悲惨なものを悲惨なまま観客に突きつける。綺麗事は一切ない。そういうスタイルが好きです。

DVD買おうと思うと、高いなー(汗)つくづく、リマスターを見逃したことが悔やまれる。

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yolanda

2.0暗いし訳わからん

2021年4月24日
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鑑賞方法:映画館

難しい

フランスの田舎で暮らす少女ムシェットは、病気の母親に代わって家の家事をさせられ、赤ちゃんの世話もさせられてる。そして、学校では教師から酷い扱いを受けていた。ある雨の夜、森の中で密猟者と出会い酒を飲まされレイプされ・・・という話。
ムシェットが健気で可愛いなら感情移入もするが、そうでもなく、白黒で暗くて何をどうみれば良いのか、さっぱりわからなかった。

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りあの

3.5正直言います、難解です。

2020年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

事前知識ゼロで観賞。
なんか凄そうだから・・・ってくらいです。

正直、よくわからなかった。だから以下書くことは感じたことです。
伝わってきたのは、ただ、ただ、悲しい、無情な悲しさ、無慈悲。
少女は何も悪くなく、環境が周りの大人が追い詰めていく。
男性が傷つけていく。
なんという世界。
少女にとっては毎日が地獄、逃げ出したい世界なのでしょう。

ゴーカートのシーンがとても印象的。
あの笑顔はなぜ生まれたのだろうか?
ひさしぶりに遊んでいるから?
違うと思います。自らのコントロールで動くことができ自由がある。
そして、自分を意識してくれている人を見つけ束の間の
コミュニケーションを取れたからでは?と思います。

それほど、少女は精神的に世界、世間からの隔絶感を持って生きていた
のでは?そりゃ、逃げたくなるし、消えたくなるし、楽になりたいよなぁ。

そしてラスト。せつない。

けど、このような現実は今も当たり前にあるでしょう。
人間は、人間世界は何も変わっていない。とつくづく痛感しました。

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バリカタ

4.0ブレッソンが描く容赦のない悲劇

2020年11月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

『バルタザールどこへ行く』に続くロベール・ブレッソンの長編8作目。

前作同様まったく救いのない悲劇だった。ロバのバルタザールを14歳の少女ムシェットに置き換えた構図。

病気の母親はベッドから出ることがなく、父親は酒に溺れて暴力を振るった。ムシェットは極貧の中で生きていた。着替える服もなく、学校では無視された。孤独だった。

これは世界標準の悲劇。
どこにでも、いつの時代にでもある悲劇。
最後まで容赦なかった。
伝説のラストシーンを目に焼きつけた。

ブレッソンのもう一つの傑作であります。

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エロくそチキン

3.5青い林檎

2020年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

私の好きな作家が昔この映画について書いた文章を、読んだことがあるのです。
内容はもう憶えてないし、ブレッソンの作品もひとつも見た事ないですけど。
なんとなく、今見なければ一生見ないままかもしれないなんて感じて、久しぶりにシネマカリテに行きました。
観客のほとんどが男性でした。
映画を見るのに性別は関係ないですけどね。
タイトルが「少女ムシェット」ですから、もっと女性も見に来ているかと思った。
画面が暗く、誰が誰だか区別がつかなかったりして私にはちょっと難しく話がよく分かりませんでした。
どうして皆あんなに無慈悲なのでしょうか。
苦い林檎をかじってるみたいでした。
でもラスト、家に帰ってもおそらく、より悲惨な日々が待ってるだけだろうし。
ムシェットはそんな自身の運命を拒絶してみせたんですね。
こんなに可哀想でしょ、っていう描きかたでないだけに、ムシェットの凛としたつよさが、ひしひしと伝わってきました。

新宿で映画を見たのは久しぶり。予告篇がいっぱいあって、どれも面白そうでした。

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マリエル