銀河ヒッチハイク・ガイド

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

世界的人気を誇るカルトSF小説を映画化し、人類最後の男が宇宙のガイド本を頼りに繰り広げる奇想天外な冒険を描いたSFコメディ。

ある日、地球上空に無数の宇宙船が飛来し、銀河バイパス工事のため一瞬にして地球を爆破してしまう。平凡なイギリス人男性アーサーは、実は異星人だった友人フォードに助けられ、地球人最後の生き残りとなる。2人は宇宙で生き抜くサバイバル術を風刺たっぷりにつづったベストセラー「銀河ヒッチハイク・ガイド」を手に、広大な宇宙をさまようが……。

主人公アーサー役にマーティン・フリーマン、友人フォード役にモス・デフ。そのほかの共演にサム・ロックウェル、ズーイー・デシャネル、ビル・ナイ。原作者ダグラス・アダムスが自ら脚本に参加し、数々のミュージックビデオを手がけてきたガース・ジェニングスが長編初メガホンをとった。

2005年製作/109分/アメリカ
原題:The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
配給:ブエナビスタ
劇場公開日:2005年9月10日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5案外面白かった

2022年6月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

ビルとデッドの大冒険を観た時、映画COMの関連作品を観るで、この作品が紹介されていました。
U-NEXTでは配信が終わっていましたが、
たまたま、Googleの¥100で映画をレンタルできる、チケットがあったので、観ました。

何とびっくり、主人公はアーサーと思っていましたが、大統領だったんですね。

内容は本当は固いとおもいますが、
そこはコミカルにコメディタッチで良かったと思います。

アーサーがジェラルドバトラーにそっくりと思うのは私だけ😏

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seiyo

5.0原作者と製作者のセンスとこだわりが随所に詰まってるコメディSF

2021年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

冒頭とラストに流れるイルカの歌のような調子で、ストーリーは終始、荒唐無稽なようで辻褄があっていて、でもナンセンスで、笑えるポイントがそこら中にあった。
監督は全部をCGにしたくなくてキャラクターはスーツで、とこだわったそうで、確かにデザインもスーツアクションも愛嬌があってよかった。映像では、夕焼けの中のロボットの場面と惑星製造工場の場面がとても綺麗だった。
何回も観られる感じの良作だと思ったので満点。

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SpicaM

4.5Don't panic! これSFなので

2021年9月15日
iPhoneアプリから投稿

SFの真の妙味とは何だろうか。

科学を現実世界のコードに従って拡張させた未来世界を描き出すというのも確かに一つの味だが、私はむしろこう思う。

すなわち、人々の中にある固定的な価値観に新たな進路を提示すること。

本作のSF的オブジェクトは概して非科学的・非現実的で、もはやナンセンスと呼ぶ以外に分類法がない。しかしそれらの荒唐無稽さが「銀河ヒッチハイク・ガイド」とか「無限不可能性ドライブ」とかいったSFチックにキャッチーな弾薬に込められ、それを何の躊躇もなくBANGとやられると、見ているこちらもなんだか本当にそういうものが存在しているんじゃないかと思えてきてしまう。

極論によって価値観が変わることもないではないが、そこには何か正当な理由がなければいけない。たとえば「人は殺してもいいものです」という価値観を刷り込もうとして、「人は殺してもいいものです」とだけ発話したところでそれを間に受け内面化する者はほとんどいないだろう。

しかしその点SFはいい。先も述べたように「銀河〜」とか「無限〜」とかいったSF的述語で包括することさえできれば、あとは「これはSFである」というコンセンサスが勝手に正当性を付与してくれる。

本作はそういった「SF」というカテゴリを取り巻くコードを知悉したうえで、その範疇内を自由自在に飛び回っている。確かに表向きは荒唐無稽なナンセンスが次から次へと巻き起こるが、それらは「これ以上やったらシラける」的なラインを完全にわかったうえでの露悪芸なので安心できる。それどころか、作り手の巧みな語り口に乗せられ、ついついそれらのナンセンスにリアルな重みすら感じてしまう。『タイタンの妖女』『猫のゆりかご』で有名なSF作家のカート・ヴォネガットなんかもそういう巧みさがあった。

本作には撃ち手の価値観が撃たれた側に伝播してしまう価値反転銃なるものが登場するが、それってまさにこの映画そのもののことなんじゃないかと思う。我々は知らず知らずのうちにこの映画に射抜かれ、多かれ少なかれ自分の価値観を変えられていたのではないか。そんなことを考えてしまう。

本作が我々の価値観に提示する「新たな進路」とは、言ってしまえば虚構とナンセンスによって敷設された「存在しない道」だ。しかしそれを実際に存在するものとして踏み出してみたとき、我々はたとえ空中であろうとその上を歩くことができてしまうような気がする。

たぶんこれも価値反転銃のせい?

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因果

2.5攻めてきた宇宙人から地球を守る系のSFとはちょっと違うSF映画。

2020年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

なんせ映画開始10分くらいで地球が木端微塵にされてしまう。
たまたま助かった主人公アーサーは親友のベテルギウス星人デントと共に
広大な宇宙の旅に出る。
やがて元銀河系大統領ザフォドの宇宙船へ乗り、
宇宙や地球の成り立ちについて知ることになる……
というお話(だったような気がする汗)。

いきなり地球が壊されるのにはびっくりした。
仮に宇宙船に拾われて助かったとしても
帰る場所がなくなるというのは相当心細いだろうなと感じた。

今まで僕が見てきた宇宙人が攻めてくる系のSF映画は
みんな戦っていた。
そして勝利を掴み、地球を守るのだ。
この映画は違う。
何一つ抗えず地球は無くなる。
生き残った主人公も戦うわけじゃない。
どちらかというと右往左往していた。

見たことのないジャンルのSFという意味で
とても新鮮だった。

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