ザ・ブルード 怒りのメタファーのレビュー・感想・評価
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精神と肉体の変容
クローネンバーグ作品はいくつか見てきたが、クライムズオブザフューチャーを見たタイミングで本作も視聴。
緊張感のあるドラマが続き、低予算映画ながら最後までしっかり楽しめた。
精神と肉体の連続性や、その変容はクローネンバーグ作品の永遠のテーマだ。本作でもそのベースの部分は変わらない。
ただ、個性的なのは"怒り"が"腫瘍"として肉体に現れ。さらにその腫瘍が本人の意思から独立して動き出すという点だろう。
この発想は今見ても非常に斬新で、そのビジュアルもあいまって驚かされた。
考えようによっては、精神を病んだ患者の負の感情を"腫瘍"として摘出すれば回復するのではないだろうか? そんな事まで考えてしまった。これもある種の進化なのかもしれない。
肉体と精神が深く繋がっているのは誰もが認める所だろうが、それを飛躍させた本作のストーリーはクローネンバーグにしか生み出し得ないものだろうと思う。
嫌な予感しかしないエンディングも含めて印象的な作品だった。
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ブルードが可愛い
ブルードたちのズングリムックリ感がイォークに見えてしまう可愛らしさがある!?
巻き添え食った女の先生が可哀相で母親の怒りから産まれるブルードって母親の存在意味が解らん!?
怒りのメタファーが単に自分の我が儘な考えのメタファーで自己中極まりない。
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