劇場公開日 2003年6月21日

「人たらし」人生は、時々晴れ ミカさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人たらし

2016年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

幸せ

人気のある映画は、必ずヒーローやヒロインがでてくる。それは、もう既定路線。

私が心底マイク・リーにいつも関心するのは、きちんとしていなくて、不器用で、だけど心の奥底にはとびっきりの深い情がある人間が出演するところ。

フィルもベニーも、上手く生きていけなくて、情けなくて、地味で目立たない。

だけど、心の深い部分はお互いへの愛情が占めている。人の歯車が合うなんて、ごく一瞬なんだから、気持ちを言われないとわからない時もある。

「人間はひとりで生まれひとりで死んでいく」

「人間は孤独すぎるわ」

といいつつ、マイク・リーはいつも人たらしの作品を私にプレゼントしてくれます。

ミカ