スパイ・ゲームのレビュー・感想・評価
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話の複雑さとテンポの速さが、日本人の私に不向き(笑)で、途中でこん...
話の複雑さとテンポの速さが、日本人の私に不向き(笑)で、途中でこんがらがって始めから見直した。でも話の内容をちゃんと理解できれば面白い。トニースコットは他のドラマでもこんな感じ。付いていくのが若干しんどいんだけど好き。あと若いブラピがかっこよくて眼福な映画でした。
親子にも思えるロバート・レッドフォードとブラッド・ピットのイケメン...
親子にも思えるロバート・レッドフォードとブラッド・ピットのイケメン共演。世代交代を見ているようで感慨深い。
時に確執がありながらも、硬い絆で結ばれている2人の関係が心地よい。
特に、自ら育てたスパイをなんとか助けようとするレッドフォードが超絶カッコいい。282000ドルが痛快だ。ディナー作戦の成果は?
近々、放送があるよう。見て損はなし。
リアル・エージェント
ビル・ゲイツがコロナのステイ・ホームで6回も観たお気に入りの映画との紹介があったので観てみたら、昔、観たのを忘れていた。
スパイものといっても「ほんとのスパイは体より頭を使うのさ」というリアル路線なので地味極まりない、アバンタイトルの寸劇も007なら作戦成功なのだがいきなり失敗の真逆の展開、「スパイの飲み物はマティーニかい?」と聞くブラピに「いや、12年以上のスコッチさ」というレッドフォード、ジェームズ・ボンドを馬鹿にしたジョークだろう。
レッドフォードはCIAのオフィスに居て遥か中国の収容所のブラピを救い出すという知略のプロット、周りは信用ならない同僚ばかりだが世界にいる人脈は凄いし秘書も極めて忠実で有能、この辺がビル・ゲイツさんに受けたのだろう。
アクションシーンは回想としてハイライトのみで色々楽しめるのは奇抜な発想だが反面オフィスシーンが退屈に思えるのが難点だろう、なんだか分からない作戦名を付けたがるのも007への風刺なのか。CIAものは政治色が強く、ヒール役は内部の裏切り者か無能上司というのが相場だが、定年上司と育てた部下の絆の物語にしたのはレッドフォードとブラピありきのあて書きなのだろう。
とてもよかった
劇場公開時に見て以来2回目。ほぼ回想場面の映画だった。ラストは中国の刑務所からとんとん拍子で人質を救出していて、そんなことができるなら北朝鮮の拉致された日本人も同じ作戦でどんどん救出してほしい。でもとても面白かった。
政治色の強いスパイ映画
ラストの感動シーンかもっと涙腺崩壊するくらいがよかったけど渋さか勝ってしまったところが惜しい。それはそれでいいんだけども。
まずスパイものということで007とかミッション・インポッシブル的なものを求めてる人には合わないかもしれない。
強いて言えばユージュアル・サスペクツ的なのが好きな人向けかも。
政治的な駆け引きでは何を話すべきか、話さないべきかが重要。
過去の話が長いと言われるけど、それが狙いである。
割とどーでもいい事と微妙に重要なことを小出しにしながら時間稼ぎをするのが目的。
その合間の偽装工作を交えて問題を解決するというのがおおすじ。
さらに言葉の妙もあるので英語できる人にはすんなり入るかもしれなないけど
自分は英語はイマイチなので何度か見直したり言葉を調べたりした。
全部繋がってやっとしっくりくる味わい深い映画だと思う。
スコッチは12年以上で
派手にもハードボイルドにも寄らないんですが、あっさりながらも層が厚くていいんですよね。過去と現在、ベトナム・中国・中東・CIA、師匠と愛弟子、組織の論理とやんちゃ、伏線もわかりやすくまとめてくれる。こんな職場最終日はかっこよすぎる。
濃密
CIAで30年間勤め上げたミュラー(ロバート・レッドフォード)。
退職の日、かつての愛弟子トム(ブラッド・ピット)が中国での非公式作戦に失敗し、24時間以内に現地で処刑されることになったと知る。
副長官も他の工作員も全員トムを見捨てたが、諦めきれないミュラーは彼を救出するため、CIA全体を欺いた究極の機密作戦を単独で企てる。
会議室で副長官たちに囲まれながら、30年間で培った人脈とノウハウを駆使して怪しまれないよう秘密裏に計画を進めていく。
お友達のオススメで鑑賞。
14年前の映画とは思えない!!!!
会議室の設備と、ワープロと、携帯以外は全然余裕で今っぽい。
日本で11年前の映画っていうと差別用語が飛び交って映像も演技も結構な低クオリティっていうイメージだけど。笑
登場人物たちの感情的な繋がりが明確で良かった。
トムは、過去の計画で自分を100%信用してくれなかったミュラーに失望していたけれど、最後に全てをなげうって自分を救ってくれたのがミュラーだと知って涙する。
社会人になって親の愛情に気付く青年的な。笑
ミュラーは、トムが組織の正当性や倫理観について悩み反抗してきたとき、理路整然とたしなめつつ主張は断固として変えない、威厳ある父親像。
副長官はミュラーと同期で、トムを救出したいミュラーの気持ちと組織としての決定事項との板挟みになって、ときどき憔悴と苦悶の表情を浮かべる。
ミュラーの秘書は神。
彼女がいたからこそ今回の救出作戦を敢行できたし、今回のみならず実は今までもいろいろと彼女のおかげがあったということが最後に判明した。
あの揺るぎなさほんとにすごいわ。
仕事上であそこまでしっかり信頼関係を築ける人ってなかなかいないんだろうな。
何かを一筋に極めるってそういうことなんだろうな。
尊敬の眼差し。
あと同僚のハーマンだっけ?
立場としてはミュラーを追い詰めるヒール役になるんだけど、彼もただ自分の仕事を遂行するために奔走してるだけで嫌がらせとかするわけじゃないから、嫌悪感は全然湧かなかった。
後手後手になっちゃってアンタも大変ねって感じ。笑
やっぱこういうただのパッパラパーじゃない映画は登場人物たちの人間関係がどこまで濃密に描かれているかで感情移入の度合いがすごい変わる。
新井浩文好きだけど「赤い季節」とか、バックグラウンドが不明瞭で感情移入できないままだったし。
あと、スパイものの映画って観てるときはハラハラしていいんだけど、観終わって振り返ると実はちゃんと理解できてなかった点が次々浮上して愕然とするパターンが今まで多々あったけど、これは(何点か夫に確認しただけで)無理なく理解できた。笑
最後どうなる?!ってドキドキしたけどいい終わり方だった!
ぐっすり眠れそう。笑
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