激流

劇場公開日:

解説

 夫との離婚を考えていたゲイルは、息子ロークの誕生日に故郷でのリバー・ツーリングを計画。夫のトムも加わり、ゲイルのガイドで川下りが始まる。一方、彼らと同行した青年ウェイドがやがて本性を現していく。ウェイドは強盗と殺人を犯した逃亡犯だったのだ。ウェイド一味は一家を人質にして危険な急流を下ろうとするが……。家族に襲いかかる恐怖、そしてそのサバイバルを描いたアクション・アドベンチャー。

1994年製作/112分/アメリカ
原題:The River Wild
劇場公開日:1995年4月22日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第52回 ゴールデングローブ賞(1995年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) メリル・ストリープ
最優秀助演男優賞 ケビン・ベーコン
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0けっこう怖い一本だった。

2024年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

別に犯人は殺人鬼って訳でもなかったのですけれども。
それでも(何をし始めるか分からないという)犯罪者と一緒に過ごす不安というのか、ある種の恐怖感というのか…。

その切迫感が、画面の全面から半端なく伝わってくるようでした。全編に、川辺の美しい光景が広がるのですけれども。
否、そういう美しい光景の中だからこそ、そこには場違いな恐怖感が、いっそう強調されると言うべきでしょうか。その演出の巧みさには、脱帽ものだと思います。

レンタル店の棚から取り分けたのは、単にタイトルを見てということだったのですけれども。観てみたら、意外と怖い作品だったと思います。評論子は。
どうぞ、これからご覧になる方は、その点、心しておいた方が良いかと思います。

佳作ではあったとも思います。
評論子は。

(追記1)
本作は、メリル・ストリープの出演
作品ということでチョイスした作品になります。
彼女は、出演作では徹底した役作りを心がけていると聞いますが、本作も、その例に漏れなかったようです。

たぶん…彼女は、ラフティングには経験がなかったろうと思うのですけれども。
しかし、あの見事なパドル捌(さば)きは、一朝一夕には、身につかないようにも思います。
それほどの役作りということだったのだろうと思います。

(追記2)
今でも耳にも残っています。評論子には。
激流の激しい水音にかき消されることもなく、二人にボートの操作を指示する沈着冷静な彼女の声が。
川の激流にも負けない強い意思と、家族に対する深い愛情とを併せ持つゲイル。
その役回りがメリル・ストリープのキャラクターとも重なって。
「家族愛」という観点からも、観終わって、感慨深い作品でした。評論子には。

(追記3)
メリル・ストリープといえば…。
別作品『クレイマー・クレイマー』のジョアンナ役で見かけてから、ずっと、彼女に恋をしていました。
何を隠そう、評論子は。

貪(むさぼ)るようにいろいろと観てきましたが、少しばかり「浮気]をしていましたので、彼女の出演作品は久しぶりでしたけど、やっぱり恋心は尽きませんでした。(笑)

また、暫く彼女を追いかけてみようかとも、思い直せる一本になりました。

(追記3)
出演作といえば…。
こんなところにも出演していたのですね、ストラーザンは。
彼と言えば、素敵な弁護人を演じていた別作品『ザリガニの鳴くところ』が思い当たります。評論子的には。

製作の順序から言えば、本作の方が、圧倒的に先なのですけれども、「こんなところにも、実は出ていた(出演していた)んだぁ。」という感慨です。
映画を観る楽しみって、そんなところにもあると思います。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
talkie

3.0とにかく危険な川下りをするんだろうなという前振り

2022年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

総合:60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:75点|音楽:70点 ):

 とにかく危険な地域での川下りをするとだという前振りがわざとらしい。伏線の回収ということを考慮していないというか物語の展開を隠す気がそもそもないのだろうが、その後の川下りへの展開が当然のごとく予想通りになる。
 物語も映画の基本に沿って犬も子供も惨い扱いをされることもなく、ひどい目にあうのは端役の人。長年にわたりもつれていた家族の絆も旅の途中ですっかり戻った。映像としてはそれなりに面白さもあったが、そのような理由で怖い話のはずなのに緊迫感が薄れて安っぽく感じてしまった。

 ケビン・ベーコンの若いころは『フットルース』『クイックシルバー』のような健全な正統派な役をする俳優だったが、しばらく彼の作品を観ないうちに本作では悪役をやっていて、その印象の違いに初めて観たときには驚いた。いつの間にか悪役や癖の強い役が増えて、むしろそのような役をする俳優という位置を確立してしまっていた。自分にとってケビン・ベーコンの役柄の転換を知った作品だったように記憶している。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Cape God

4.0サスペンスフルな激流下り!

2022年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
しゅうへい

2.5悪役が似合うケビン

2022年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

一家で急流下りをやることになるが、途中で奇妙な三人組と出会う。
妻(メリル・ストリープ)はガイドができるレベルで、三人組の一人(ケビン・ベーコン)が接近してくる。
急流下りのシーンはよくできていて、迫力十分だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
いやよセブン
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る