ボウリング・フォー・コロンバイン

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劇場公開日:

ボウリング・フォー・コロンバイン

解説

ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが、アメリカの銃社会に鋭く切り込んだドキュメンタリー。1999年4月20日、コロラド州のコロンバイン高校で2人の少年が銃を乱射し、13人を殺害した末に自らの命を絶った。全米を震撼させたこの事件をきっかけに、ムーア監督はアメリカが抱える銃問題について取材を開始。なぜアメリカで銃犯罪が多発するのか、全米ライフル協会会長の俳優チャールトン・ヘストンへの突撃取材をはじめ、事件や銃に関係する人々にインタビューを行い、アメリカ社会が抱える闇をあぶり出していく。ドキュメンタリー作品としては異例の世界的ヒットを記録し、2003年・第75回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞、2002年・第55回カンヌ国際映画祭で55周年記念特別賞を受賞した。

2002年製作/120分/カナダ・アメリカ合作
原題:Bowling for Columbine
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2003年1月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第75回 アカデミー賞(2003年)

受賞

長編ドキュメンタリー賞  

第55回 カンヌ国際映画祭(2002年)

受賞

コンペティション部門
55回記念賞 マイケル・ムーア

出品

コンペティション部門
出品作品 マイケル・ムーア
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映画レビュー

4.0ガン社会アメリカ

2024年1月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

被害者と銃を売る人とのドキュメンタリー
銃を持つ意味・恐怖への煽り
商売としての販売、現実に蓋はできない。

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jiemom

3.0ドキュメンタリー映画

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

3.5銃でする「究極の自己否定」

2023年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1999年に起きた米国コロンバイン高校銃乱射事件を追った映画です。
2002年(アメリカ)マイケル・ムーア監督作品。

今回の大統領選で、銃がまたしても爆売れしたと聞きます。
正直アメリカの全てにうんざりなのですが、この事件は日本でも過剰な報道があり、
印象に残っています。

コロンバイン高校の生徒2人は、家の地下室で2年間に渡る準備をして、
その日に備えた。
後に母親が多量のビデオの決起映像を発見する。
計画ノートなどが見つかったと言う。

なぜ題名に「ボウリング」が入ったのか?
第一に、犯人2人は、襲撃の午前11時の前にボウリング場に出向き、早朝2ゲームを楽しんでいること。
第二には、ボウリングのピンは人間に似ているので、銃撃の的に使用することが多い。
銃撃事件の犯人は生徒12人と教師1人を殺し、犯人2人は自殺した。
銃撃戦は45分間も続き、一人一人顔を見て識別して殺している。
生徒たちの恐怖を思うと心が塞がれる。
この事件は全米を恐怖に陥れ、世界中が戦慄した。
マイケル・ムーアは被害にあった生徒へのインタビューや、
ロッキード社のミサイル工場のあるコロンバインの背景などに、
突撃取材して迫って行く。
なぜアメリカだけダントツに射殺事件の死者が多いのか?
1年間に1万1127人も射殺されている。
その原因の一つは、誰でもいつでも簡単に銃や銃弾が手に入る。
(ウォールマートで9m弾が誰でも簡単に買える・・・2002年当時)

その二つ、アメリカ人は常に恐怖に支配されている。
(それは建国の歴史が常に戦いの歴史だった)
先住民のインディアンと戦い、
南北戦争で、国を二分して戦い、
第一次世界大戦、
第二次世界大戦、
ベトナム戦争、
湾岸戦争、
イラク戦争、
アメリカは常に戦時中にいるのだ。
それにしてもアメリカという国は、かなりの困ったちゃん・・・なのだ。
アメリカは、
《1980年、対ソ政策で、
CIAはビンラディンに、30億ドル供与

《1982年、対イラン政策で、
フセイン政権に10億ドルを供与

《2000年~2001年、タリバン政権下のアフガニスタンに、
2億4500万ドルを援助、

そして援助してきたはずの、ビンラディンに、
2001年9年11日、
ゲリラを使って同時多発テロがを起こされる。

資金を供与すれば、相手は武器を揃えるのに使う。

渡した金で銃及び兵器が買われ、襲ってくる。
これでは負の連鎖が終わらない訳だ。

兵器産業はアメリカの重要な軍事産業で多くの利権を生み出し、
その甘い汁から脱却することは永久に不可能だろう。

今日も銃弾で人が死ぬ。

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琥珀糖

3.5重いテーマをアニメーションも交えて

2023年4月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ドキュメンタリー映画は観慣れてないためずっと後回しにしてきたが、これだけはいつか観なければと思いつつ…20年もたってしまった。
とても大切なテーマだと思う。各国の銃犯罪件数を比較したり、様々な実映像を組み入れた構成もさすがなかなかのもの。
ただし、銃社会に馴染みのない私のような日本人には、どうしてもやはり本作のメッセージが届ききれない感が否めない。
「映画」として観てしまうのには、あまりにもったいない作品というところか。

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いけい
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