キック・ミー　怒りのカンザスのレビュー・感想・評価

これは何を見せられているんだと戸惑う怪作。
スクールカウンセラーの教師が、家庭訪問で訪れたダウンタウンで散々な目に遭う一夜の物語。

カンザスシティがミズリー州とカンザス州の両方に跨る都市だという知見を得た。

カンザスシティはミズリー側(KCMO)とカンザス側(KCK)では街並みも住民性も治安も違っていて、この映画ではそのあたりを「翔んで埼玉」的に誇張したギャグ描写なんだろうなと理解したうえで、やっぱり

KCKヤベェ……

の一語に尽きる。

3本足のチワワ、カラテ道場、ファールカップ、ビニール袋で木から吊り下げられた汚物、ウサギのババちゃん、キャンピングカーでチンコ洗い、ヨコヨコ２段蹴り……

何を言っているのかわからないと思うが、オレも何を見たのかわからない。……もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。