ARGYLLE アーガイルのレビュー・感想・評価
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とても良い出来で十分に楽しませてもらえた。特に序盤に登場したラグラ...
とても良い出来で十分に楽しませてもらえた。特に序盤に登場したラグランジェにはやられた。一発でハートを鷲掴みにされるスーパーセクシーな美女かハードでスピーディーなアクションを見せてくてもうそこだけでも見た甲斐があった。しかもあで気づいたけどこの女優さんがあのデュア・リパだったとは!シンガーの彼女がここまでのアクションと演技をこなすとは(どこまでスタントでCGなのかはともかく)驚き感心した。
また謎解きも複雑でどうなるか読めない展開もスパイ映画らしいスリルがあって良かったけど、途中あまりに荒唐無稽な演出や設定があったりしたけどこれはスパイファミリーのハリウッド版と思えば受け入れられる?かもだけど楽しめたからまあいいや…。猫のアルフィーには笑わせてもらったし。
でも人間て潜在意識や記憶を操作されるとここまで簡単に変われるものなんだなという分かり易いモデルケースを見た気がした。
IMAXシアターでみたし映像的にも満足しました。最後のキングスマンのは同作の監督の作品にどうつながるのか今一わからなかったけど概ね良かった。
最高にエンターテイメント!
最初から最後まで笑いが止まらない、痛快なスパイ•ファンタジー映画でした。クレバーでクールでちょいと間抜けでゴージャスな、俺たちが見たかったスパイ物がここにあります。
真面目に見たら馬鹿を見るので、馬鹿になって真面目に笑いましょう!
あと音響のいい映画か、ノリのいい観客のいる映画館で観た方がいいです!
まず映像についてですが、どこの部分も華やかさがあり、戦闘シーンはダンスを踊っているかのようなスタイリッシュさがありましたが、まさか本当に煙幕張りながらダンスして戦闘するとは思わなかった。これは新しい形のミュージカルなのでは?と思いました。
他にもアーガイル読者会の背景のこだわりっぷりや、原油の黒が画面の下を滑らかに塗り潰していくシーンなど、画面の支配率をとことん上げておりお見事でした。
⭐︎2回目追記:
最近知ったのですが、イギリスはダンスが国を挙げて愛されているそうで、この映画で流れる曲もヒットチャートばかりなのかもしれませんね。
ロンドンではタワーブリッジやウォーキートーキー、ロンドンアイもしっかりいれててさすがイギリス映画やな…と感心しました。
最後の第6巻発売記念会でそれぞれの配役にそれぞれのキャラクタでフォーカスが当たっているなど、きっちり計算されているのを確認できました。
音楽もアッゲアゲで実に楽しいですね!
テーマソングのELECTRIC ENERGYが戦闘シーンで常に掛かりますが、いわゆる勝ち確BGMでこの曲がかかったら楽しんで見ないと!とスイッチが入って良かったです。
⭐︎2回目追記:
意外とかかかっていなかったというか、エンドロールの印象で上書きされていました。
2回目で見ると、エリーのテーマであるBeatlesのNow and thenがメインテーマソングですね。
曲調を変えて都合8回以上は流れていると思います。
内容も別れた相手を偲んで、君の言ったことが全部本当だったと悔恨する曲なので、エリーとレイチェルの二面性を表しているようで味わい深かったです。
演技もクサいこと全部やってる割にまったく嫌味になりませんでした。特に、ブライスさん演じるエリーがエージェントの時とエリーの時で動きが全然違うので本当に二重人格のようでした。
物語については、現実とフィクションがだんだん一致していくのは宣伝通りでしたが、むしろ作家人生の方がフィクションで本の内容が実体験という構成を、ここまですんなり頭に入れてくれる演出が素晴らしかったです。
エリーの体つきが肩幅があって腰もがっちりしてて妙にしっかりしてるなと思ったら元エージェントでしたか…。胸のある女性に筋肉がつくと胸囲がすごいことになって、側から見ると太って見えるんですよね。ここはなんかリアルで面白かったです。
序盤から出ていた伏線もしっかり回収して、なるほど!なるほど!と膝を打ちながら見ていました。
⭐︎2回目追記:
キングスマンの配役がやけに多いなと思っていましたが、パパさんの配役でドアノックがトットトントン、トントンという符牒になっているところでクスリとしました。
秘密の番人の会いたかったでしょ?のシーンもその通り!と拍手喝采です。
最後の最後でアーガイル自身が出てくるのはちょっと???でしたが、それ以外は面白おかしく見られるエンターテイメント映画でした!!!
面白いけど惜しい
ちょっと期待しすぎてたかも知れません。
実はヘンリー・カヴィルは主役ではないとか、結構ぽっちゃりな真の主役と冴えない風貌の相棒コンビが繰り出す見た目を覆すキレッキレアクションとか、ストーリーも二転三転してイロイロ予想を裏切られて面白いんですが、中盤までの展開のダルさと全編通してのVFXの甘さというか安っぽさ(特にネコちゃんは酷い)で、没入感を削がれました。
もう少しテンポを上げて、VFXカットを減らすもしくはクオリティを上げないと、中盤以降の面白さをスポイルしている気がします。
とはいえこの監督の芸風は十分生かされ、アクションシーンはスタイリッシュでエンタメ感爆発で、荒唐無稽でも過度に現実離れしないギリギリの線で楽しませてくれます。
ということで、キングスマンシリーズが好きな方は安心して観られると思いますが、前述の通り個人的には残念に感じたところもあり、若干減点としました。
くだらねぇ〜、だが、それがイイ
一応、英米合作みたいだけど、テイストはイギリス映画。好きなテイストだよなあ。エンドロールの曲まで好きな感じで。個人的にはドンピシャだった。
キャスティングも好みだね。エイダン役の人は、アイアンマン2のあのむかつく奴だよね?お披露目で踊ってたけど今回もダンスのりのり。この人、「オースティンパワーズ」のマイクマイヤーズに雰囲気似てて好き。この人でならリメイクありだな。
エリー役の人はどこかで見たなあと思ってたらジェラシックワールドの人だ。この人の顔、タイプ。
ヘンリーカヴィルはスーパーマン役よりも今回とか「コードネームアンクル」とかのスパイモノの方が合ってるかも。こういうジャンルで活躍してほしいかなあ。
逆にサミュエルジャクソンはちょっとなあ、な感じだった。別にここでネームバリュー使わなくて良いのに。
ラストもいいね。基本こういうコメディタッチはあまり人が死なないから楽しめる。暗い雰囲気出さなくていいからね。
早くも今年ベストか?と思うほど、楽しめました!
猫のCGはちょっとだったけど😅
軽快な音楽に乗せた序盤のアクションシーンが良かった。記憶を巡る展開...
軽快な音楽に乗せた序盤のアクションシーンが良かった。記憶を巡る展開になるとは思ってもみなくてそのあたりから長かった。テンポがいまいちだったのが残念
二転三転する展開に心地よくだまされる
単純なアクション・コメディーだと思って油断していたら、両親が敵だったり、自分が凄腕スパイであったことを思い出したり、そうかと思えば、その主人公が敵の組織のエージェントだったりと、意表を突く展開に素直に驚かされた。
考えてみれば、小説と事実が偶然に一致していたとか、小説家に予知能力があるとかといった設定は荒唐無稽すぎるので、小説の内容が、彼女の無意識の記憶だったというカラクリは、それなりに説得力があるように思える。
イアン・フレミングやジョン・ル・カレにまつわる質問だとか、心臓を撃たれて死んだ登場人物を生き返らせるアイデアだとか、倒れた敵の頭を踏み潰してとどめを刺すアクションだとかが、伏線として機能しているところも良くできている。
カラフルな煙幕の中でのダンスのような銃撃戦や、重油の上のアイススケートのような近接戦闘など、いかにもこの監督らしいアクロバティックなアクションも堪能することができた。
ただ、二転三転する物語だけでも十分に楽しめたので、終盤の派手な活劇の連続が、少々くどく感じられたのも事実である。
しばらく見ない間に、ブライス・ダラス・ハワードの体格に、随分と厚みが増したことが気になったのだが、小説家としての不摂生な暮らしぶりを表しているのかもしれないと思いつつも、彼女が、覚醒後に、キレッキレの身体能力を発揮する様子には、やはり違和感を覚えてしまった。(こういうことを書くと「セクハラ」と言われてしまうかもしれないが・・・)
いずれにしても、観客を喜ばせようという作り手の心意気が感じられる反面、全体的に冗長になってしまった印象は否めないので、もう少しコンパクトにテンポよくまとめられていたら、より一層楽しめたのではないかと、少し残念に思ってしまった。
MARVELじゃなくてMARV
なんか雑
⭕最初のカーチェイスのラストで走行中のバイクから美女をすくい取るの好きだけど、❌車で屋根下っていくのとか雑
⭕中年が主役なのはいいけど、❌もっと鍛えたり痩せたりダンス練習してほしい(持ち上げるだけ)
⭕心臓の隙間って驚きだけど、❌背骨とかには致命傷与えそう
⭕スケートシーンはおもしろいけど、❌最後マシンガン撃ったら火花で爆発するじゃん
❌カラフル煙は好きじゃないかな、⭕ダンスアクション頑張ってるけどあんまりカッコよく見えんかった…
合わなかったです
MARVELでゼンデイヤが、「期待しなければ失望もしない」って言ってたのに、期待してしまった…
「キングスマン」ファンとして同等のインパクトを期待し過ぎた
マシュー・ヴォーン、サム・ロックウェル、猫という私の好きな要素盛り盛りの映画。ヴォーン監督のスパイ映画といえば私の大好きな「キングスマン」。シリーズとは別の作品とわかっていても、ついあの突き抜けた楽しさを期待してしまう。
ところが、中盤でちょっと眠たくなってしまった……何故だろう。
小説「アーガイル」を上梓した作家エリーが、妄想の小説世界に入り込んでいく話かと思いきや、実はエリーは催眠暗示によって記憶を奪われていた凄腕スパイで、スパイ仲間のエイダンと共闘し、実は敵だった自分の両親などと闘う。騙し合いの応酬で、主要キャラどうしの見た目の関係性が二転三転するスピード感のある展開。ヴォーン監督の飼い猫チップが演じる猫のアルフィーも、単なるお飾りにとどまらないアクションをこなす(CGだけど)。
なかなか手の込んだストーリーだとは思うが、どうも気持ちが入らず、ただ話を追うだけになってしまった。有り体に言えば、主役2人にスパイ映画の主要キャラとしてのキャラ立ちや共感しやすさみたいなものが感じられず、こちらを物語に引き込む引力が足りなかったような気がする。
もちろん、ブライス・ダラス・ハワードは素晴らしい女優だし、いわんやサム・ロックウェルをや、である。スパイという役柄に対する意外性を狙って監督が意図的にこのようなキャスティングをしたこともわかる。ミスマッチ感を笑うところなのだろう。
ただ個人的には、スパイ映画において、よくあるパターンから外したキャスティングをするのであれば、「意外とイケるやん、想像よりかっこいいやん!」となるような化学反応を見たかった。「キングスマン」でハリーを演じ、50代にして突然派手なアクションを披露したコリン・ファースに感じたような心地よい意外性。
こういう言い方は本当に申し訳ないのだが、ブライスのがっしり体型は、後半スパイであることを自覚した後のアクションにどすこい感をもたらして、パワーが凄そうには見えたものの、アクションシーンのスタイリッシュさを減じていた。かといって俊敏なアクションをこなす姿が爆笑を誘うほど極端な体型でもなく、中途半端に見える。渡辺直美があのアクションをこなしたら多分笑うけど……。
スパイ映画の割に、面白ガジェットもあまり出てこない。クライマックスの、カラフルなガスの中での踊るようなガンアクションは、よく言えばヴォーン監督らしいけど、言い換えれば既視感がある。
そして、威風堂々と頭が爆発しまくったり、人間をミンチにしてハンバーグにしたり、主人公が(電波で操られて)モブを惨殺しまくったりといった場面に相当する、イッちゃってるシークエンスがないため、今ひとつインパクトに欠ける。
でもまあ、私の中に「キングスマン」の続編がない欠乏感を埋めたい、という無意識の欲求があったから、勝手に本作にそういう役割を求めてしまい、不満な点が目につくことになったのかもしれない。アクションのノリが似てたり、ラストに20年前のアーガイルがキングスマンの名を掲げた店に行く、という思わせぶりなシーンがあったので、私のひとりよがりだけが原因ではないとは思うが(開き直り)。
とりあえず名作「キングスマン」のことはいったん忘れて観た方が、素直に楽しめそうだ。
物語は二転三転…四転五転、六転、七転……そのうち私は考えるのをやめた
『あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
俺はアーガイルを観ていたと思ったら、
いつのまにかキングスマンを観ていた。
な…何を言っているのかわからねーと思うが、
俺も何を観ていたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
スパイものだとかコメディだとか、
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいシリーズものの片鱗を味わったぜ』
ん?・・・おっと失礼。
あまりのジェットコースターギャグマンガアクション映画っぷりに、
ジャンPポルナレフさんの名言をお借りしてしまった。
南仏が舞台だったかしら。。
でもまあ良く考えましたよね、このストーリー。
出だし十数分ほどで【あれ?これ、もしかしてギャグ漫画か?】と推察。
列車アクションで確信。
その後は脳内で、アメリカンホームコメディやらドリフよろしく、
笑い屋さんのリアクション入れていったら、スンナリ楽しめました。
事前情報ナシで観たもんだから、いやはや(^_^;)
うん、でも楽しかったかなっ!? ★3.7 くらい!
私はキングスマンシリーズは詳しくない方だから、全然イミフだったけど、
好きだったり詳しかったりする方はオマケラストも楽しめたのかなぁ?
マーベルとDCの2トップに、
ダサおしゃれ系で食いこまんとする3番手シリーズなのか。
I love the Beatles. ナウ・アンド・ゼンかよ!
最高かよ!
期待度◎鑑賞後の満足度◎ 『巧い映画は観客を騙す』さすがスパイ小説とミステリー小説の本家イギリスらしい正統派娯楽映画。ちょっと悪ノリ気味なのもマシュー・ボーン映画らしい。
①鑑賞後に思い返すと、実はこの映画のメイントリックの伏線は冒頭の作者インタビュー会で張られていたんですよね。
その辺りもちょっとアガサ・クリスティ(『騙しの天才』という評伝があります)っぽいイギリスのミステリー小説らしい味わい。
②
どうしたマシュー!つまらんぞヴォーン!
スパイ小説シリーズを執筆中の中年女性作家、エリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)。小説はベストセラーのようだが、生活は地味で話し相手はペットの猫と遠くの母親。実家への帰省の途中の列車の中で、自分のファンだという男、エイデン・ワイルド( サム・ロックウェル)と知り合い、実はエイデンは本物のスパイで、エリーもスパイ同士の抗争に巻き込まれ…。
という始まりなんですが、敵と戦うエイデンがエリーには創作上の主人公であるエージェント・アーガイルと重なって見えていたり、他の乗客がドンパチに全く無反応であったり、このシーンははたして映画の中の現実なのか、エリーの脳内妄想なのか。などと考えることが馬鹿らしくなります。ストーリーの構造は複雑ですが演出が雑。
本作はスパイ映画のストーリーに映画中のスパイ小説の原作者とストーリーが絡んでくるという入れ子構造、メタフィクションですが、その理由が明かされた中盤以降、映画の面白さは一気に萎えてしまいます。たださえないおばさんとさえないおじさんが真面目にアクションを頑張っているだけのダサいシリアスシーンの連続に、周囲からため息が聞こえてきました。大乱闘殺戮ダンスも既視感ある上にスケールダウンしてるし。
中年女性作家が実は凄腕スパイだったって設定にするなら、5年間のブランクで体重も増えて腕もなまってしまって、アクションはイマイチ、でも頭は切れるのでエイデンとのチームワークで敵を倒して、みたいなコメディタッチのほうが良かったのでは?猫の使い方ももうひとつぱっとしません。英国伝統の動物虐待ギャグも歯切れが悪い。
もうスパイ映画にもマシュー・ヴォーンにも、期待はできないかも知れませんね。キングスマンも面白いの1作目だけだったし。アイディアもセンスも枯渇してしまったのでしょうか。
猫もブライス・ダラス・ハワードも迫力満点👍
CMで予告みて、大好きなブライス・ダラス・ハワードが主役だと!といさみ映画館へ🤣
そしたらチラシには一番前にヘンリーカヴィルの名前があるから、主役じゃないんかぁーなーんだ。ってなってたら!
完全に主役でした🙌
ってかまたちょっとゴツなってるし🤣
アーガイル(ヘンリーカヴィル)が主人公の小説を書いてるエリー(ブライス)がリアルな小説を書きすぎて、スパイ組織に命を狙われるところから始まるが、イヤイヤちょっと設定無理ない?って思ってたら、記憶をなくした元スパイの記憶を蘇らせる為に敵が仕向けた設定だったというオチ。
ちょっとややこしかったけど、テンポもいいし、猫かわいいし、いけてないブライスもいけてるブライスもゴツくて迫力満点のかっこいいブライスが見れて最高👍
原油で溢れた倉庫を靴にナイフぶっ刺してマシンガン片手に爽快にアイススケートするシーン⛸️まじでよかった😍✨✨
【”人気女性スパイ小説作家が、5年間ベストセラー作を出版できた訳。”虚実入り混じった前半は何が何だかだが、事実が分かってからはキレッキレのアクションとコミカル要素も絡めた展開がナカナカだった作品。】
■前半は、ベストセラースパイ小説「アーガイル」を書いた作家エリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)の前で、虚実入り乱れたスパイ合戦をやや混乱しながらも鑑賞。小説の中のアーガイル(ヘンリー・カビル)と実際のスパイ、エイデン(サム・ロックウェル)が彼女の前で敵と戦う姿に、何が何だか・・。
◆感想
・だが、エリー・コンウェイが実は5年前まで、ディビジョンというスパイ組織の腕利きスパイ、レイチェル・カイルであった事が分かるシーンから物語は面白くなる。
ー スパイ小説家、ジョン・ル・カレがMI6で働いていた事は有名である。-
・入院しているレイチェル・カイルを騙すためにディビジョンが両親まで偽物を送り込んで来るシーンや、完全に記憶を取り戻したレイチェル・カイルが、且つての恋人エイデンが囚われる中、彼の胸の”隙間回廊”を撃ち抜くシーン、そして蘇生したエイデンがアドレナリンを撃ちまくってレイチェルと共にディビジョンの兵士をキレッキレのアクションで倒して行くシーンはナカナカである。
特に、レイチェルが重油の上を靴にナイフを挟み、華麗なスケーティングで敵を倒して行くシーンは面白かったな。
<今作は、ストーリー展開は粗い・・、と言うか良く観ていないと置いて行かれる感じがするが、マシュー・ヴォーンの仕掛けたトリックと、キレッキレのアクションを、難しい事は余り考えずに楽しむ作品であると思う。
20年前と言うテロップの後に出て来た「ザ・キングスマン」というパブに入って来た若者は店主から拳銃とサイレンサーが入った箱を差し出され、名前を問われると”オーブリー・アーガイル”と答えるシーンと、エリー・コンウェイのファンたちのインタビューシーンで、ヘンリー・カビル演じる”ロングヘアーの男が”僕について、質問ある?”というシーンを見ると、マシュー・ヴォーン監督、続編を作る気満々である。
けれども、次作はもう少し分かりやすく作らないと、怒るかんね!!>
Truth is stranger than fiction (事実は小説より奇なり)
スパイ小説
スパイを主人公にした小説は
1894年のドレフュス事件
(「オフィサー・アンド・スパイ」
もおすすめ)でスパイという
存在が大衆に広まったことで
その後の大戦期に広まり
かのアガサ・クリスティや
コナン・ドイルも作品の中で
スパイを扱った話は多い
冷戦時代には更にスパイ小説の
テーマは広がり
イアン・フレミングの「007」
ジョン・ル・カレの
「ジョージ・スマイリー」
シリーズがリアリティ
あふれるスパイ描写で人気を
博したこのお二人は本当に
諜報部勤めの経験があったのだから
そりゃそうである
冷戦以降はなかなか対立構図を
描きにくくなったが
日本でも「SPY×FAMILY」が
大ヒットしているように
やはりスパイものはみんな
大好きである
今作は「キングスマン」等
スパイやエージェント的世界観を
扱った作品でヒットを飛ばしてきた
マシュー・ボーンの最新作
どうだったか
予告では正直印象が
薄かったんですが
観てみたら面白かったです
今年入ってやっと
面白い洋画観れた
これは予告で説明しきれない
内容だわ笑
大人気スパイ小説「アーガイル」
の大ヒット作家エリー・コンウェイは
その「まるで本職かのような」
リアリティあふれる描写で
凄腕エージェント・アーガイル
達の活躍を描きますが
猫と二人暮らしの平凡な日常
そんなエリーは続篇の執筆中
アーガイルが自身の所属する
組織に疑いを持ったことで
組織を潰すだけの情報の入った
マスターファイルを
受け取りに行く・・
ところでアイデアが
真っ白に煮詰まってしまいます
そこで気晴らしに
両親の待つシカゴへ
アルフィーと一緒に
飛行機嫌いなので
列車で向かう事にします
するとその車内で
ボサボサ頭の無精ひげの
怪しいオッサンが向かいに座り
あんたエリー・コンウェイだろ
俺も小説のファンなんだと
言い出すと突然
周りの客が襲い掛かってきます
そのおっさんはそのたび応戦
エリーは何が何やらわからず
逃げ惑いスパイ小説さながら
列車からパラシュートで脱出
気が付くとエリーはそのひげ男の家
アルフィーも無事でしたが
その男は本当のエージェント
「エイデン」と名乗り
「あんたの小説が予言になっている」
「マスターファイルを俺が抜けた
組織が血眼で探している」
「ありかを教えてくれ」
「続きを早く書いてくれ」
と言い出します
エリーは当然「?????」ですが
事あるごとにエリーの前に
アーガイルが幻影をして現れ
アドバイスをくれます
これは現実なのか?幻か?
そして二人は行ったこともない
ロンドンの小説ではアーガイルが
マスターファイルを受け取るはず
だったロシア人と会う
公園に行くとそこには現れないが
エリーの機転で渡された携帯電話
のチップを調べアンテナ基地局
から部屋を特定
エージェントのエイデンでも
思いつかなかったことを平気で
やりつつそこへ行くと
レンガ壁を壁紙で隠した奇妙な部屋
そこの床裏にはロシア人ハッカー
が残したコード本が!
しかしそこへも組織の追っ手が
武装してやって来ますがなんとか脱出
しかしエリーは逃げ延びたホテルで
エイデンが「もう耐えられない」
「猫も嫌い」
「エリーの頭を撃ち抜きたいくらい」
と電話で漏らしているのを聞き
こいつも味方じゃないと
ホテルを逃げ出して両親に連絡
するとロンドンからやって来た
両親はスイートルームを用意
そこで待っていた母ルースと
送れて入ってきた父リッターは・・
組織のボスと同じ顔!
ここは面食らいますわね
するとそこへエイデンが登場
リッターと格闘し気絶させると
なんとルースがエリーに銃を向け
エイデンと共に脱出
アルフィーを置いてきて
しまいますが真実を知るか
戻るか選べとエイデンに言われ
そのまま脱出することに
エイデンとエリーは
フランスのワイン畑に向かうと
そこの待っていたのは元CIAの
老エージェント「アルフィー」
アルフィーと別れて
アルフィーと会ったのです
アルフィーはエリーは本名じゃなく
凄腕エージェント
「レイチェル・カイル」
であること
組織を潰すマスターファイルを
取りに行って行方不明になり
発見された時に記憶を失ったため
組織のリッターとルースが
洗脳して両親と思わせ
「フィギュアスケートに
打ち込んでいたがケガで断念し
ウェイターのバイトをしながら
小説を書き始めた」という設定で
回想的に記憶を辿らせ
マスターファイルのありかを
見つけ出すためにスパイ小説を
書かせていたという事実を
突きつけます
エリーは( ゚д゚)ですが
本職が書いたスパイ小説
そりゃ面白くてヒットしますわ
だから作中冒頭で心臓を
撃ち抜かれて死んでしまった
キーラも実在し死んでいたのです
しかし「読者からのアイデア」
でキーラは生き返る算段を
付けていたそうです
(これ伏線)
アルフィーはソースコード
を解析した結果
マスターファイルはアラビアで
預かられておりレイチェルで
なければ入手できないので
レイチェルに戻れと無茶な
事を言いますが
レイチェルの記憶だった
アーガイルの幻影が後押しし
エリーはレイチェルに少しずつ
戻っていきます
そしてマスターファイルを受け取り
中身を覗くとそこには衝撃の事実が
しかしそこへルースが現れ
レイチェルが組織の
凄腕エージェントであったことが
そのファイルに記されていること
などを明かし睡眠薬で眠らされ
拉致されてしまいます
リッターはマスターファイル
を手に入れましたがアルフィーも
消したいので居場所をエイデンに
吐かせようとしますが口を割りません
するととこへ私が尋問すると
出てきたレイチェルがおもむろに
エイデンの心臓を撃ち抜きます
リッターらはこれじゃ聞き出せない
と怒りますがレイチェルは
閃きでアルフィーの居場所を
つきとめてしまいます
スゲーとなったところで
リッターとルースを殴り飛ばし脱出
エイデンは
「心臓の隙間を撃ち抜かれただけで
とっさに止血されて無事だった」
ので復活し拷問から脱出
レイチェルは「読者からのアイデア」
を実行したわけです
いやいやいやいやいやいや
まぁいいや
そうやらエージェント時代から
レイチェルとエイデンは
恋人同士だったようで二人は
呼吸のあった連携で大暴れ
ここ最高にマシュー・ボーン
この何を見せられているんだ感
重油に浸った床を靴に刺したナイフで
設定上でなく本当に得意だった
スケートのように敵を倒していく
シーンはもはや観てる方が
( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)
客の度肝を抜くためなら
やりすぎてしまおうの精神
そんなこんなで
レイチェルはアルフィーに衛星経由で
マスターファイルの内部を送信
しようとしますがルースが現れ
再びレイチェルを暗示で戻そうと
しますがすんでのとこでルースが
何者かに殴られ助かります
その何者はキーラでした
「読者のアイデア」もキーラが
送ったものだったのです
じゃあキーラは偶然助かったのか?
うーん?
まぁいいや
CGワークがけっこう雑で
不自然な部分もあったりしますが
ともかく全体的に細かいことは
いいんだよという造りで
まぁキングスマンでもよくあった
これでいいんか?的な感じ
これが許せる人には面白いと
思います
奇想天外な展開のオンパレードで
個人的には全然面白かった
どうも3部作らしいですね
キングスマン好きな人は
満足できる作品だと思います
まぁまぁだった
・予告を何回か見て、小説の話が実際に起こっている事を預言していることになっている作家が色々あってって話かなぁっと思ったらそのままで、キングスマンの勝手なイメージでもっとありえない事が起こるのかと思ったら実は記憶をなくしたスパイだった作家が記憶を頼りに書いていたっていうのが意外とつじつまの合う展開で驚いた。展開とか目玉と思われる銃撃シーンとか原油の上をスケートするシーンとか、多分、カップルとかで見る映画ってこういうのなんだろうなと思った。個人的には特にささる事はなかったけど、久々にからっとした映画を観たかったのでそういう意味では丁度良い感じの一作だった。
表と裏の顔。
小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイに起こる話。
愛猫アルフィーと乗った列車、4人席の向かいに座ってきた長髪でスパイと名乗ってきた男性と出会うもその列車内にいた男達から命が狙われる事に…。
冒頭のバイクで逃げる金髪女性を追うシーンから、おっ何かハチャメチャだけどいい入りなんて思ったんだけど…。
ベースの全体的な話しは分かるんだけど何か分かりにくい、追ってとの闘うシーンはカッコ良さとユーモアさとエリーの書いた小説の中に出てくるアーガイルのこっち目線と楽しめたけど、何か分かりにくい部分があったかな個人的に。
何も考えないでノリで観た方が楽しめるかも。
どうしても納得できない部分が一個だけ、それは...
ビートルズの"Now And Then"は去年の新曲でしょうが...
それが過去の記憶に残ってる曲って言われると時系列は現在よりもかなり先の話ってこと??って思っちゃって若干集中できませんでした汗
だってついこの前発表されたばっかりなのにオルゴールとか出てきちゃうから...
これ思ったの僕だけでしょうか??w
キングスマンほどやりすぎた描写はありませんでしたね!
エリーをリフトできる腕力があれば、君もアーガイルに入れるぞ
2024.3.1 字幕 イオンシネマ京都桂川
2024年のアメリカ映画(139分、G)
スパイ小説の原作者が実在のスパイ組織の陰謀に巻き込まれる様子を描いたアクション&コメディ映画
監督はマシュー・ヴォーン
脚本はジェイソン・フックス
タイトルの『ARGYLLE』は「菱形の格子柄」という意味
物語は、スパイ小説『アーガイル』をヒットさせている作家・エリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)が、フックフェアにてアーガイル第4巻を朗読している様子が描かれて始まる
質疑応答にて次回作の構想を質問されるエリーは、次の舞台がロンドンであることを仄めかしていく
自宅に帰ったエリーは愛猫アルフィー(Chip)と戯れ、第5巻の執筆にキリをつけた
いつものように母ルース(キャサリン・オハラ)に原稿を送って感想を聞いていると、母は「引き伸ばしているように思える」と言い、「追加のチャプターが必要」と答えた
週末に両親が彼女の元に来る予定だったが、エリーはそれを変更して、母の元に向かうために列車に乗り込む
母はサプライズだと喜び、父バリー(ブライアン・クライストン)を大声で呼んではしゃぎ始めていた
物語は、その列車にて「本物のスパイ」であるエイダン・ワイルド(サム・ロックウェル)が登場し、乗客から次々に狙われる様子が描かれていく
スパイ組織からの追っ手から逃げる二人は、パラシュートを使って脱出することになるのだが、ワイルドは「君の書いた小説の通りになっている」と言い、「アーガイル」が予言書になっていると言い始めてしまう
そこで、これから起こることを知りたがっていると言い、ワイルドは逃亡の中で「次の展開」を考えさせることになる
だが、エリーは綿密なリサーチが必要で、パッと出てくるものではないと言い、次の舞台のロンドンには行ったことがなかった
そこでワイルドは、プライベートジェットを配して、彼女をロンドンに連れていくことになったのである
と、小説で書いたことが本当になっていると世界観になっているのだが、それがどうして起こっているかが後半になって示されていく
この辺りはネタバレなしで鑑賞した方が良いのだが、結構早い段階で、映画全体の構造というものもわかってくる
後半はそれがわかった状態で鑑賞する感じになっているが、エリーがある人物であることを思い出してからは、コミカル度が高まっていくように思えた
エリーはスパイ組織の一員で、「アーガイル」は架空のキャラではなく、エリーそのものだった
また、ワイルドは恋人という設定になっていて、そのロマンスが封印されていたことが描かれる
ドレスアップして、レイチェル・カイルとなってからのエリーは出オチっぽくなっていて、そこからのアクションは「いつものマシュー・ヴォーン」のようなテイストになっている
なので、この顛末も全て「第5巻の内容」ということがなんとなくわかってしまうのである
エンドロール後には『キングスマン』と繋がっている世界線であることが仄めかされているが、『キングスマン』を直前に予習しているか、かなり詳細に覚えていないと意味がわからない感じになっている
そのあたりはスルーでOKなのだが、本作には「第6巻」というものがある感じになっていて、それが『キングスマン3』に繋がってしまうのかな、と感じた
いずれにせよ、思ったよりも体感時間の長い作品で、もう少しコンパクトにまとめれなかったのかなとは思った
無駄なシーンがあるというよりは、それぞれのパートに長さを感じるので、集中力の限界が後半に訪れてしまう
そこで脱力感満載のコメディ路線に展開してしまうので、眺めるぐらいのスタンスで臨んだ方が良いのかもしれません
また、ネタバレすると面白さは半減するので、情報はシャットアウトして観ることをオススメいたします(遅いか)
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