Fair Play フェアプレーのレビュー・感想・評価

恋愛相手になにを望んでますか？

相手がどういう立場であろうと
どういう発言をしようと
相手を信じられますか？

この映画はおそらく相手より優位に立ちたい人たちの話。

前半の「I love you」をその瞬間だけに使える人たちの話、

日本語では「愛してる」という言葉がなかった時代
「あなたとなら死んでもいい」という意味だったという。
（もちろん近代のことでしょうが）
その「愛してる」はこの現代ではとても刹那的に便利に使うことができるのかもしれません。

映画の主人公の気持ちに寄り添うことは
わたしにはできませんでしたが
恋愛している相手に自分が
「なにを望んでますか？」

ネトフリオリジナル。今年見た新作洋画で一番スリリングだった。倦怠カップル物としても、嫌な男社会映画としても面白い！！

容赦ねえ「花束みたいな恋をした」だった。男の嫌なところと男優位の会社の嫌なところがたっぷり盛り込まれていた。

昇進を彼女に取られたと思ったらここまで豹変するのかという感じだけど、前半の時点で彼の方が上から目線なのが透けて見える描き方をしているのが効いている。体位も上じゃないと、自分主導じゃないと気が済まない。

ビジネス商材をけちょんけちょんに言われるくだりも、至極真っ当なんだけど、その男にとっては大事なプライドなんだよな〜。

婚約パーティーの切れ味。元々テンポが良いのに畳み掛けてくる。

競争の激しい投資会社に勤める主人公たちは、会社に内緒で同棲、結婚するつもりだった。
しかし、女の方が出世し、男のほうが部下になってしまい、二人の関係は崩れていく。
男の方は次第に嫉妬、妬み、嫉みが表に出てきて・・・。
こんな社内恋愛はやめておこう。

男と女の愛憎劇。
婚約をしたカップルの女性が昇進し、
男性がその部下となる。
パワーバランスの崩壊は男女の関係も崩壊となる。
ストーリー的には先が読める内容ですが
崩壊していく様を第三者として観ることが
この映画を楽しめるか否かのポイント。
男女の愛なんてもろいものですねー。

金に欲望に怒りに嫉妬に、人間の嫌なところ、汚いところを詰め合わせを見せつける作品。
最後はナイフの音？
死んだのか？

う〜んイマイチ😅

2023年劇場鑑賞229本目。
ネトフリ映画でパンフレットないのでマイナス0.5。
周りに内緒で社内恋愛して（規約で禁止）婚約した直後に女性の方が昇進、しかも裏で社長は全く彼氏のことを評価しておらず昇進は絶望的という話。
予告で元々ライバルだった二人が憎しみながら惹かれていく話かと思っていたけど逆だったのであるあるな話になってしまいました。
まぁこれが男性の方が出世していたならなんの問題もなく結婚していたかと思うとポリコレにうるさいアメリカですらまだまだ男尊女卑は残っているんだなと実感。

クライマックス手前で面白い展開になったけどエスカレートせず収まったので惜しかったです。

怖い、怖い、怖い！
今は、恋愛の機会も少ない世の中らしいですが、社内恋愛のリスクをこれだけ具体的にされたら、恋愛したくなくなりますね。

同僚で恋人どうしの女性と男性｡女性がが男性より先に昇進し上司になる｡女性は自分が先に昇進したことを男性が快く思わないかもと気にする｡男性は気にしてないよと平静をよそおう｡
ウソである｡幹部が自分よりも彼女を評価したのだからおもしろい訳がない
自分の能力が昇進した同僚に負けてないという自負が有れば､同僚が自分より先に昇進したら面白くない｡実力で上に行ったのではなく､ゴマをすったとか､上司と寝たからだと勘ぐる｡
とまあココまでは映画館で見た予告と自分の経験から分かる｡
僕はこの後の２人のすれ違いが悲しくてならなかった｡

管理職になったエミリーと､先を越されたルーク｡
エミリーは管理職としての成果を上げなければいけない重圧があり､部下の失敗も自分の責任だから何とかしなければならない｡幹部たちとの付き合いもある｡職場は同じだが環境がかなり変わったので精神的に不安定だ｡
恋人のルークには管理職の大変さを分かってほしいのだけど伝わらない｡こんな時こそルークがエミリーを支えればいいのにと見てる方は思うのだけど､ルークは余裕がなくてそれが分からない｡

ルークは先を越された悔しさと焦りから､自分の能力を伸ばすことに必死だ｡恋人のエミリーには自分の気持ちを分かって協力してほしいのだけれど､エミリーは管理職になったばかりでやはり余裕がない｡

お互いが相手を思いやり支えあったほうがいいと見てる方は分かるが､２人は自分のことだけで精一杯で相手を思いやる余裕がない｡

何気ない言葉が相手を傷つけ､疑心暗鬼になり､すれ違い心が離れていく｡もう見ていて悲しくてしょうがなかった｡

あと､ルークがクソ男でどうしようもないのだけど､僕も含めて男も女もだいたいルークと大差ないと思った｡ルークは女性が自分より上だと許せなくてイロイロ萎えちゃう｡でもヤッパシ謝れよルーク｡

しょっぱなから四文字言葉連発でびっくりしたけど、

あのくらいの職業や生活水準の人でも、

普段から、特に喧嘩してる訳でなくても、

あれだけ連発するものなんでしょうかね？

映画としては良かったです

最後の最後まで気が抜けず、楽しめた

男が昇進するならスムーズだけど、

女がそうなると、ここまでではないにしても、

こういう流れになるのもわかるような気がする

逆にこんな映画見ても、

「全然意味わかんない」くらいの世の中になればいいのかな？

仲の良い同僚が突然昇進して上司になったら…それが結婚を考えている彼女だったら？
という話で、どう展開していくのか分からないので緊張感はありました。

本作がPG12なのが不思議です。ストーリー的にはＲ18の内容ですし、就活中の大学生なら、社会に出るのが嫌になるかもしれません。社会人以上が観る映画です。
（字幕は無難な？訳にしてますが、セリフが結構お下劣。生活レベルは高いのに。アメリカ人ってみんなああなのかな）
高給取りでも会社の中に楽しそうに働いている人が一人も居ないのが怖かったです。ある意味ホラー。

社内恋愛禁止のヘッジファンド会社で働く同僚カップルが、彼女の出世でずれて行く話。

実力主義でボスにダメをだされたら終わりという会社で、ポートフォリオマネージャーの席が空き、彼氏の出世の期待値が高まる中で彼女がPMに任命されて巻き起こっていくストーリー。

この会社の場合、平社員は全員PMのアシスタント的な位置づけだから、そりゃあ皆さん出世欲がみなぎっている感じだけど、そんな中で上司と部下という関係になるし、ボスから彼氏の評価が聞こえてくるし…。

彼氏の言いたいこともわからなくはないけれど、やらかした直後に何で評価されてると思えるのか…そして終盤のトイレの件も何でそうなる？wと自分にはついて行けません。

ただ、恋愛映画は苦手な自分にも、ちょっと狂った感じとかそれに対抗するかの様な感じとかはなかなか面白かった。

仕事か？愛か？
出世か？結婚か？
秒速で動くマネービジネスの最前で働く同僚は
この難題に、どう対処するのか？
できるのか？

主人公、そして、会社の上司は？

見る人に、
難しい！テーマを投げかけた映画
だと思います。

コンピュータの出現で
仕事のスピード、解析に、人はすでに
追いついていけなくなってきた。
（ほとんどの人が）
そのような仕事世界の中で
ひとは、
古代からの愛、家庭を、良しとして
築くことが
できるのか？
幸せなのか？

あー、難しい😓