コラム:Celeb☆Graphy セレブ☆グラフィー - 第16回

2014年12月19日更新

Celeb☆Graphy セレブ☆グラフィー

【vol.16】「フォトボム」「セルフィー」「氷水」海外エンタメ界2014年の流行を3つのキーワードでおさらい

2014年も残りわずか。ということで、海外エンタメ界の今年の流行をおさらいしちゃいましょう。2014年を象徴する3つのキーワードはコレ!

★フォトボム

写真を撮っているとき、背後に写りこんで主役より目立っちゃう “フォトボム”。今年は、このイタズラを晴れの舞台で仕掛ける、おちゃめな人気俳優たちが続出。年明け早々ぶちかましたのは、ジェニファー・ローレンス



1月、ゴールデングローブ賞のレッドカーペットで、マジメにインタビューに答えるテイラー・スウィフト。ところが、その後ろには鬼のような形相を浮かべたジェニファーが! 「アンタなんか蹴落としてやる!」と言わんばかりの凄まじさにびっくり。

この決定的瞬間を、インタビュアーのライアン・シークレストがInstagramに投稿すると、ネット上のファンも騒然。この直後、キャットファイトに発展!  なんてことはなく、テイラーも「おもしろーい」と大ウケしていました。

そして3月のアカデミー賞授賞式では、ベネディクト・カンバーバッチU2の後ろで大ジャンプ!

画像1

フラフラ~っと歩いていったと思ったら、ビャッと跳んで、サッと退散。華麗なる早業で爆笑フォトの一丁あがり!

このベネさんの写真で“フォトボム”って言葉を知った方も多いのでは? 今度は自分のろう人形にフォトボムしてほしい!

そうそう。映画.comのPinterestにはフォトボム集があるので、のぞいてみてくださいね。→<<Amazing Photobomb>>

★セルフィー

いわゆる“自撮り”。アカデミー賞授賞式で撮影された豪華すぎるこの写真が、大きな話題を呼びました。

画像2

「オスカー候補もこんなにはしゃぐのね」と思っていたら、ツイッターに投稿されたこの写真、あれよあれよという間に100万リツイートを突破! リツイート回数の新記録を樹立しちゃったんです。最終的には、約340万回もリツイートされ、お気に入りに登録された数も200万以上。今年を代表する1枚になりました。そして日本では、“セルフィー”という言葉の知名度が一気にアップ。

また、ツイッターといえば、ロバート・ダウニー・Jr.のつぶやきデビューも話題になりましたね~。そしてセレブたちの写真といえば、ジェニファー・ローレンスたちが被害にあってしまったヌード写真流出事件。FBIが捜査に乗り出したけど、3カ月経った現在も犯人が捕まる気配はなし……。早く解決してほしいものです。

★アイス・バケツ・チャレンジ

今年の夏は、筋肉がやせ細り力が出せなくなってしまう難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)のためのチャリティ活動“アイス・バケツ・チャレンジ”が大流行!



「ALSを取り巻く現状に目を覚まそう」って意味をこめて、バケツに入った氷水を勢いよく頭からかぶり、次の挑戦者3人を指名するというもの。氷水をパスする場合は、お金を寄付。もちろん、両方を実践してもOK。ショウビズ界の人々はもちろん、アスリートや政治家、起業家もトライして、夏の一大ブームになりました。

チャレンジした人は、セレブだけでも400人近く。なかには、自分の母乳を浴びたオリビア・ワイルドや、寄付する1万ドルの現金を頭からかぶったチャーリー・シーンといった個性派も。



Facebookでは、240万本以上の動画がシェアされ、アイス・バケツ・チャレンジに関連する投稿をした人や、誰かの投稿にコメントや「いいね!」した人がなんと2800万人以上! その大旋風は日本にも押し寄せました。

アイス・バケツ効果で、ALS協会に寄せられた寄付金額は大幅アップ。今年初めて寄付したという人も50万人近くいるとか。だけど、有名人たちのチャレンジが一巡した途端、ブームがあっという間に消え去ったのは残念……。



「水のムダ使い」とか「不幸のチェーンメールみたい」といった批判もありましたが、やる人も見る人も、暑い夏だからこその楽しい企画でした。ALSに限らず、いまだ治療法の見つかっていない難病のためのチャリティとして、これから毎年夏の恒例行事になったらいいですね。



振り返れば、Instagramやツイッター、Facebookといったソーシャルメディアの威力を実感させられた2014年。一瞬にして世界中の人たちと楽しさを共有できる時代になったんですね。さて、2015年はどんなブームが生まれるのでしょうか?



筆者紹介

映画.com編集部のコラム

政氏裕香(まさうじゆか)。アメコミ系やジャンル系映画を中心に美男美女探しに夢中。最近にやけ顔がとまらないのは、「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメと「ブラックパンサー」のマイケル・B・ジョーダン。

 飯田沙野(いいださや)。映画と海外ドラマ漬けの日々を送る映画.com編集部員。コテコテの恋愛映画を愛する絶望的なロマンティスト。

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