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映画トップ > 映画ニュース > 2009年10月16日
◆2009/10/16更新
ジャパニーズ・ホラーの名手・清水崇監督が「戦慄迷宮3D」で新境地
新たな世界に足を踏み入れた清水監督
  「呪怨」シリーズで知られるジャパニーズ・ホラーの名手・清水崇監督、3年ぶりの新作スリラー「戦慄迷宮3D」が公開される。山梨・富士急ハイランドにある世界最大のホラー・アトラクション「戦慄迷宮」を舞台に5人の若い男女のサバイバルを描く日本初の本格的実写3D映画だ。

  「3Dというと飛び出すシーンが見せどころみたいに喧伝されているし、今回は実際にあるお化け屋敷を使ってのアトラクション・スリラーで、5人の若者が事件に巻き込まれるっていう『いかにも』なイメージを求められているのかなって思ったんです(笑)。でも僕自身は3Dである必要性や意味はよく分からないし、先駆けて3Dをやりたいなんて野心的なことは思っていなかったので、綺麗で静かでゆっくりとした重たいトーンのダーク・ファンタジー的な方向でいいのであれば、お受けしたいと答えたんです。するとプロデューサーもテンポ良く、矢継ぎ早に物体が飛び出すというありがちな3D映画ではなく、ジトーっとした奥行き感のあるものを目指していたんです」

  だが、周囲から求められる作品イメージとは異なる作風にすることで、期待はずれと捉えられる恐れもあった。

  「僕はどうしても『呪怨』のイメージが強いからか、刺激の強い演出を求められるんですけれど、今回はそうではないところで勝負したかった。というのも、これまで6作ある『呪怨』シリーズを継続して作っているうちに『こうすればみんな怖がるんでしょ』みたいなところが分かってしまった感じがあるんです。だから『呪怨』を卒業というわけではないですけど、同じことを何度も繰り返したくはないですからね。今回は今までの作風から離れて、自分の目指したところへ行けたと思っています」

  現在のブームに乗って本邦初の実写3D映画の監督となったが、当初は心配のほうが大きかったという。

  「漠然といつかはやってみたいとは思っていたんですが、日本でどこまでやれるのかという技術面での心配のほうが大きかったですね。もともと最新技術に特に関心を持っているわけではないし、面倒で大変そうなのを見ると自分から身を引いてしまうところがあるんです(笑)。ただ、作り終わった今では、(3D技術を)もっと活かせるアイデアや違ったセンスがたくさん頭に浮かんできますね。今回、最初は懐疑的でしたが、勉強の意味でやって良かったと思います」

  「戦慄迷宮3D」は、10月17日から全国で公開。

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